2025年6月22日日曜日

EXPO2025大阪・関西万博でアラブの魅力に触れる!

 

会場を囲む大屋根リング

大阪・夢洲で開催中の「EXPO2025大阪・関西万博」に行ってきました。エジプト、UAE、カタールなどアラブの国のブースも充実、これを機会にアラブの国々の魅力に気づく人も多いのでは。人気のブースのいくつかをご紹介します。

●カタールパビリオンは隈研吾の「ダウ船」

深海の中にいるイメージ

カタールのパビリオンは、なんと「海」がテーマ。砂漠のイメージが強い国ですが、三方を海で囲まれている立地を生かし、海岸線と国の発展の関係を紹介しています。平日でも行列ができる人気の展示。涼しげですね~。

隈研吾建築都市設計事務所がデザイン

木の外壁で囲まれていて、なんだか親しみやすい感じ。実は人気の隈研吾氏デザインです。全体的に、海を渡るダウ船をイメージしたのだとか。建物を見るためだけにでも、このパビリオンを訪れる価値がありますね。

カタール女性が着るアバヤ

民族衣装や伝統工芸品の展示も。販売品もありましたが、ちょっと高い?カタール航空で中東に旅行するときに買ったほうがいいかも、という感じではあります。

●UAEパビリオンはナツメヤシの木の林

ナツメヤシの木が林立。大きい!

カタールパビリオンのお隣、UAEパビリオンはナツメヤシの木が並んでいるイメージ。すーっと入ってすーっと通り抜けられる、並ばなくて済むパビリオンです(でも、併設のレストランに行列…)。

伝統的なポットと香立て

林の中を歩いていると、ふわーっと甘い香りが。中でもくもくと乳香を焚いています。アラビア半島では一般的ですが、日本ではちょっと珍しいもの。香りを実際に体験してみるチャンスです!

●エジプト、そしてキラキラのアルジェリアへ

さすが人気のエジプト館

エジプトは今回はちょっと地味めの作りですが、なんと扉が閉まっています。休み時間?それでも入口に長蛇の列が。さすがエジプト、人気ありますねー。

アルジェリア館入口

アルジェリアのパビリオンのテーマは「光輝」。外壁がキラキラのモザイクで、遠くからでもひときわ目を引くかわいらしさです。

なんと240年前の石器

人類の作った道具としては最古のものに匹敵する、アイン・ブーシェリの240万年前の石器を持ってきちゃってました。アルジェリアは約8,000年前?というタッシリ・ナジェールの岩絵とか広大な古代ローマ遺跡とか、とにかくスゴイものがあります。

アルジェリアから来たイクラム君

アラブ人はここでも陽気だった…!ボランティアのイクラム君は、アルジェリアの魅力を来場者に英語でアピール。「めっちゃ好きジャパン!」と日本語も覚えてました。今後のアルジェリア、期待できそうです!

ドローンで実現させる光のショー

日が暮れると、ドローンで夜空に光の絵を描き出すショーが始まります。最後にはOne World, One Planetの文字が。万博、平和を願うイベントなんですよね。

世界各地の食べ物を味わうこともでき、ちょっと旅行した気分になれる万博。これからの時期は日中の混雑&暑さが予想され、夕方5時以降から入れる「夜間券」がお勧めです。10月13日まで開催中!

古代遺跡な旅デスク がレポートしました


2025年4月12日土曜日

エジプトのギザのピラミッドでシャトルバスが走っています!

エジプトのギザのピラミッドエリアは広大。一つのピラミッドから次のピラミッドまで、結構距離があります。 これまでは、車で行くかテクテク歩くか。。という観光の仕方だったのですが、4月8日から、ピラミッドやスフィンクス間を結ぶシャトルバスが走り始めました!

●チケットを買ってバス乗り場へ
メインの入口は、メナハウスホテル近くから、ファイユーム道路に面したところに移動しました。スフィンクス側からも入れます。

駐車場で、乗ってきたバスから降ります

チケット売り場へ

チケットのQRコードを読み取って入場

●ビジターセンターからシャトルバスへ
ピラミッドについての解説などが展示されているビジターセンターに入ります。ここを抜けると、シャトルバス乗り場があります。

シャトルバス乗り場へ向かう人々

ビジターセンターの中にはきれいなトイレがあります

●バスに乗ってピラミッドへ
パノラマスポット、メンカウラーのピラミッドと、バスは順に走っていきます。見学したいところで降り、またバスに乗って次の場所へ、というシステム。バスには電気自動車と普通車とがあり、やがてすべて電気自動車になる予定です。

到着したバスに乗ります

いっぺんに50人以上乗れるそうです

最初のバス停はパノラマスポット

バスからの眺めも見事

●カフラー王前からクフ王のピラミッドかスフィンクスへ
カフラー王のバス停から、クフ王のピラミッド行きとスフィンクス行きに分かれます。

カフラー王前のバス停はこんな感じ

路線図もあります

現在5つのバス停が稼働中

●VIPラウンジも登場
VIP料金を払うと、VIPラウンジで軽食を取ったり、プライベートゴルフカーで場内を回ったりすることができます。空港でビジネスクラスの乗客が使うラウンジのようなイメージです。

ソファでゆったり過ごせます

コーヒーやお茶、お菓子があったりします

専用車観光で到着した際も、ガイドと一緒にバスで回ることになります。
暑い時期には歩かなくて済むので便利、でもバスを待つ必要はある、ということになります。

ちなみにエジプトにクルーズ船で到着した観光客は、例外的に場内バスで移動できることになっており、観光バスが走っているのを見かけることもあるかもしれません。

大エジプト博物館が正式オープンすると、大エジプト博物館前のバス停もできるはず。現地に着いたら路線図をよく見て、上手に活用してください!

お問い合わせは:

2023年11月20日月曜日

現地スタッフのエジプト旅行レポートをお届け!

秋はクリスマスシーズンに次ぐエジプト旅行のハイシーズン。 現地スタッフが実際に観光地を訪問した際のレポートをお送りします。

  • カイロのモハメド・アリ・モスクへ!

モハメド・アリ・モスク

オープンと同時に入場。まだ観光客が少なく、ゆったりと見て回ることができます。ただし、物売りは元気にセールスしてきます:-)

  • ギザの三大ピラミッド
クフ王のピラミッド

ピラミッドエリアにたくさんの観光客と大型バスがいるのが、いつもの光景。世界のありとあらゆる国から人が来ている感じです。


ピラミッド内部

クフ王のピラミッドの中は、こんなふうにきれいに写真が撮れます。空気がこもるので、10月末でも暑い!みなさん半袖です。通路は幅が狭く、上る人、降りる人、譲り合って進みます。

  • ツタンカーメンの黄金マスクがあるエジプト考古学博物館

エジプト考古学博物館
団体客がいるとこんな感じ。一定数以上のグループはイヤホンをすることになっています。
大エジプト博物館はどうもまだオープンせず、ツタンカーメンの黄金マスクはまだしばらくこちらで見ることになりそうです。

  • アスワンとアブ・シンベルへ!
アブ・シンベル大神殿

アブ・シンベル音と光のショー
チケット売り場から神殿の入口まで、7、8分歩きます。アブ・シンベル、意外に広い!音と光のショーは最近なんだか人気が高く、この日は満席でした。

アスワンのイシス神殿
アスワンのイシス神殿には小舟で渡ります。南に行くにつれて屋外も暑さが増し、皆さん日陰に集中しがち。

アスワン・ハイダム

切りかけのオベリスク
アスワンの定番観光名所。他の遺跡に比べると観光客が少なく、快適に見て回ることができます。

エジプト旅行というと治安問題にばかり目が向きがちですが、最大の敵は。。
・暑さ、寒さ対策
昼間は半袖で汗をかき、夜はセーターを着こんでぶるぶるなんていうことも起こります。
・混雑、行列対策
墓の入口で行列ができていることも。時間に余裕を持った行動を!
・食べ物、飲み物対策
生水や生野菜を口にしなくても、水や油が合わずお腹を壊してしまう人がいます。ゆっくり休養を取り、体調管理を万全に。

短い期間でたくさん回りたいという方が多いのですが、例えばこちらを参考にしてください:
そのほか、エジプト旅行に関するお問い合わせはこちらへ!
古代遺跡な旅 エジプト