古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」の世界を豪華に映像化!「トロイの木馬」を生み出し、トロイ戦争をギリシャ方の勝利に導いたとされる英雄オデュッセウス。「オデュッセイア」は、トロイ戦争終了後、オデュッセウスが故郷イタケに帰るまでの、10年の漂流の旅を描いたものです。映画では、「トロイの木馬」の登場、燃え盛るトロイの街と、ダイナミックな映像で見せてくれます。
●「トロイの木馬」のイメージはトルコでつかむ!
ギリシャ連合軍とトロイ軍の戦争は10年経っても決着がつかず、ギリシャの知将オデュッセウスはある計略を思いつきます。撤退したギリシャ軍の置き土産として巨大な木造の馬を残し、内部にオデュッセウスらギリシャの兵がひそみます。トロイ軍は戦利品として意気揚々と馬を城壁内に運び込みますが、夜、人々が寝静まったころに木馬からギリシャ兵たちが飛び出し、鉄壁とされたトロイの城の守りを内側から崩したのです。
映画では、トロイの木馬は海岸に打ち上げられており、前脚を上げた美しい姿をしてします。史実にはないもので、トロイの木馬が実際のどのようなものであったかは誰も知らないわけですが、今、トルコのトロイ遺跡の入口近くには、このような模型が立っています。
トロイ遺跡の最寄りの街チャナッカレまでは、イスタンブールからバスで約5時間。遺跡まで30分ほど車で移動します。ちょっと不便ではありますが、物語の中にしか存在しないと思われていたトロイがどのような街であったのか、イメージをふくらませることができる場所です。
なお、2004年の映画「トロイ」でもトロイの木馬の模型が作られ、これは現在、チャナッカレの広場に展示されています。
●「トロイ」の街はモロッコだった!?
映画「オデュッセイア」のトロイ戦争のシーンは、トルコではなく、モロッコのアイト・ベン・ハッドゥで撮影されました。ここは、地元のベルベル人がたちがアラブ人の侵略から身を守るため築いた11世紀の要塞。これまで「グラディエーター」など数々のハリウッド作品のロケ地となってきました。これからは、「オデュッセイア」の撮影地としても有名になりそう。
| ロケ地となった要塞アイト・ベン・ハッドゥ |
映画は、アイト・ベン・ハッドゥの建物群の中にアテナ神殿セットなどを築いて撮影されました。撮影終了後は撤去されましたが、現地で特徴ある塔の形を見れば、「オデュッセイアのトロイだ!」とわかるはず。
アイト・ベン・ハッドゥはマラケシュから車で4、5時間。ワルザザートやメルズーガなど、砂漠を周る旅の途中で寄るのが定番です。
●主演マット・デイモンはヨルダンにも縁がある
オデュッセウスを演じたのは、今やすっかり貫禄の大スター、マット・デイモン。
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| オデュッセウスを演じるマット・デイモン photo by Melinda Sue Gordon © Universal Studios. All Rights Reserved. |
「あれ、マット・デイモンって、『オデッセイ』という映画がなかったっけ?」と思った人も多いかも。実は、
映画「オデュッセイア」=原題 The Odyssey(オデッセイ)=古代ギリシャの物語
映画「オデッセイ」=原題 The Martian(マーシアン)=火星に取り残された宇宙飛行士の話
で、odyssey(オデッセイ)とは、「英雄オデュッセウスの旅」から転じて「長い放浪の旅」といった意味にもなるのです。まるでマット・デイモンがオデュッセウスを演じることが定められていたような、このことはネットでも一部話題になっています:-)
映画「オデッセイ」の火星の光景が撮影されたのは、ヨルダンの砂漠ワディ・ラム。ここも映画「アラビアのロレンス」など、数々の名作が撮影されたことで有名です。
ワディ・ラムはヨルダン最大の名所ペトラから車で約1.5時間。まるで宇宙空間のような、ガラス張りドームのキャンプに泊まるのが人気です。
モロッコのアイト・ベン・ハッドゥで「オデュッセイア」のトロイの街を確認したら、ぜひヨルダンのワディ・ラムで「オデッセイ」の火星を実感してみてください。
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映画『オデュッセイア』
2026年9月11日(金)日本公開
監督:クリストファー・ノーラン
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
(C) 2026 UNIVERSAL STUDIOS









