2008年1月28日月曜日

★ナスカの地上絵が東京に戻ってきます!

全国を巡回中の「世界遺産ナスカの地上絵 ―地上絵の創造者たち―」が、2月5日から2月24日まで、2年ぶりに東京・上野の国立科学博物館に戻ってきます。
展覧会の目玉は、なんといってもナスカの地上絵のバーチャル体験ができること!
まるでその場でいるように、自分の好きな視点から地上絵が楽しめるんだそうです。
一度は見てみたい地上絵を、日本に居ながらにして体験できてしまうなんて素晴らしいですね。

他にも、ペルーからナスカの石を取り寄せ、それを利用した地上絵の作り方を再現しています。もちろん、ミイラが展示も…!
興味のある人はぜひ足を運んでみてください!(MI)

世界遺産ナスカ展特集
リマ発セスナで飛ぶナスカ1日観光

2008年1月27日日曜日

★ロゼッタ・ストーンが大人気!の理由は?

「古代遺跡なSHOP」では、遺跡に関連した書籍の販売を行っていますが、ここのところ大人気なのが「ロゼッタ・ストーン」です。30ページほどの薄い本で、大英博物館で制作・発行したものが翻訳されているのですが、この本のほかの本とどう違うかというと、「ロゼッタ・ストーンに何が書かれているか」が詳しく書いてあるところなんです。

ロゼッタ・ストーンの関連本というと、普通、発見の経緯とか、解読者シャンポリオンの生涯といった話が中心になるのですが(この本にもそういうことが書かれています)、さらに、碑文に何が書かれているかを、ギリシャ語部分の翻訳というかたちで一言一句載せてあるんですね。

さらに、「古代遺跡な旅SHOP」でこの本を買うと、碑文シートがついてくるので、原文とその訳を照らし合わせながら読むことができるのです…!(この碑文シートは、もともと旧版に付属していたものなのですが、「古代遺跡なSHOP」では、新版にもつけて販売しています)

この本を買われる方が多いということは、ヒエログリフを勉強している人は、日本にも意外に多いのかも?一時ヒエログリフブームがありましたが、ぜひまた再来してほしいものですね!

「ロゼッタ・ストーン」のご紹介はこちらに

http://www.kodai-iseki.com/shop/rosetta.html

2008年1月26日土曜日

★古代史ドラマ「ローマ」に注目!

このところ古代ローマ関連のテレビ番組が目に付きますが、アメリカ・イギリスのテレビドラマで日本ではWOWOWで放送された「ローマ」が、DVDレンタル開始になるそうです(DVD発売は3/19)。

ハリウッドでは「グラディエーター」以降しばらく歴史大作ものがはやりましたが、古代ギリシャやローマは、欧米では時代劇のようなものなのでしょうか。いつの時代にも変わらず映画やドラマが出てきますね。

古代ローマは何かと社会が豊かでしたから、街の様子とか衣装、食べ物など、ドラマにして映える要素に事欠きませんよね。特に建物は2階建て、3階建てと結構複雑な構造になっていたようで、映像で全体像を再現してくれると、当時の様子がイメージできてうれしいんですが。

今晩はTBSの「世界・ふしぎ発見」で古代ローマをやるそうですが、ひょっとしてこのドラマにも関係あるかもしれませんね…!

WOWOWの「ローマ」サイトがこちらに
http://www.wowow.co.jp/drama/rome/

Presented by 古代遺跡な旅

★ペルガモン博物館でバビロン展

ベルリンの「ペルガモン博物館」と言えば、トルコのあの「ペルガモン(ベルガマ)」の、ゼウスの祭壇のレリーフを収めた博物館です。
これがヘレニズム時代の彫刻の大傑作で、ギリシャのパルテノン・フリーズどころではない一大返還論争が起こってもおかしくはないのですが、ドイツとトルコの関係が友好だからなのか?今のところ無事ペルガモン博物館の象徴であり続けています。

このペルガモン博物館、実はバビロンのイシュタル門のタイル装飾付き復元もあるというとんでもない博物館なのですが、今度6月26日から10月5日に、「BABYLON EXHIBITION」(バビロン展)というのを開催するそうです。バビロンの出土品、まだいろいろ持っているのでしょうか。ちょっとそそられますね。

ペルガモン博物館にはさらにトルコのギリシャ遺跡、ミレトスの門の再現もあるし、かつてドイツの発掘隊が中東でいかにがんばっていたかが如実にわかるところです。ちょうど夏休みの時期でもあるし、ドイツに行くことがあったら、ぜひ訪れてみてください…!

古代遺跡な旅
プリエネ・ミレトス・ディディム1日観光

2008年1月15日火曜日

★ピラミッドに著作権?!

日ごろ何かとユニーク話題をふりまいてくれる、エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス博士。
今度は「エジプトの遺跡を著作権で守る!」と主張しているそうです。

具体的には、ピラミッドやツタンカーメンの顔の形をしたお土産品などから著作権料をもらうということですが、日本で作られるフィギュアなども該当するのでしょうか。

しかし、ツタンカーメンはともかく、ピラミッドは単なる四角錐なので、あれに"著作権"を適用するのは、ちょっと厳しいのでは…?(そもそも英語のpyramidは「角錐」のことで、下手すると「"角錐"に著作権を適用する」という話に…)

相変わらず考えることがすごいですね。次はどんな話題を提供してくれるのか、楽しみです!

presented by 古代遺跡な旅

2008年1月12日土曜日

★ルクソールのホテル名変更

ホテル間の売買のせいか、エジプトではよく西洋系の高級ホテルの名前が変わるのですが、最近もこんな変化があったようです。

Le Meridien(ル メリディアン)→Nile Palace Hotel & Resort(ナイル パレス ホテル & リゾート)
*ナイル川沿いにある、ルクソールでは割合新しいホテルです。

Novotel Luxor(ノボテル ルクソール)→Iberotel Luxor(イベロテル ルクソール)
*ルクソールの中心部にある、ナイル川沿いのホテルとしてはなかなかお手ごろなホテル。

ノボテルはルクソールの中でもいい目印になるホテルだったので、名前が変わっちゃうなんてビックリです。
しかも、地元の人はこういう変化にうとく、「イベロテル」なんて言っても、誰もわからなかったりするんですよね…。
ルクソールでホテルの場所を尋ねるときは、気をつけてください!

★お休み中にエジプトから届いたニュース

ピラミッド周辺で浸水被害!?
去年の暮れ頃、エジプトからこんなニュースが飛び込んできました。
この時期は、休みを利用して、エジプトにピラミッドを見に行っている人たちも多いはず…と思いながらこのニュースを聞いていました。

エジプトでは年々、地下水位が上昇していて、ピラミッドも浸水の脅威にさらされているとのこと。その理由として、ナイル川のアスワン・ハイダムからの浸透や、市街地、農地に下水、排水施設が整備されず、砂漠に下水などを染み込ませていることが考えられるということです。

このままにしておくとスフィンクスも、危険にさらされてしまうといいます。
現在、地中に排水管を敷設するなどの対策を立てているだそうですが、一刻も早く、状況が改善されることを願うばかりです。(MI)

Presented by 古代遺跡な旅

2008年1月1日火曜日

★シリア料理店「パルミラ」(西池袋)オススメです!

明けましておめでとうございます!今年も「古代遺跡な旅」をどうかよろしくお願いいたします。

昨年末は西池袋のシリア料理店「パルミラ」で忘年会を開きました。数年前にオープンしたお店で、建物の2階にあってちょっとわかりづらいのですが、中は割合広々としていて、ベリーダンスショーもあるんです…!

シリア料理は、エジプトやトルコの地中海風料理と、イランのほうの内陸系料理の中間といったところでしょうか。他のアラブ国の名物であるターメイヤ(ひよこ豆のコロッケ。エジプト)やクスクス(モロッコやチュニジア)なんかも置いてありました。

コースで頼むとチキンのカブサが巨大な皿に載って出てきて、何とも盛り上がります。白米の上に丸ごとのチキンが何個も載って出てくるのですが、そのチキンの中に、さらに米や野菜を炊いたものが詰まっているのです(美味!)


メニューはいずれもリーズナブルで、高級すぎず、かといって安っぽいわけではなく、なかなかな手ごろなところで収まります。

オーナーはもちろんシリア人、世界遺産でもあるローマ遺跡、ボスラの近くから来たそうです。ボスラといえば、ヨルダンとシリアの国境付近。うーん、はるばる遠くですねえ…。

アラビアレストラン「パルミラ」
http://www.palmyra-ib.com/

ダマスカス市内と世界遺産ボスラ1日観光
http://www.kodai-iseki.com/travel/s037damas_bosra1day.html