2007年12月29日土曜日

★1/1テレビ東京で「たけしの新・世界七不思議」放送!

元旦の夜9時からテレビ東京で「たけしの新・世界七不思議」という番組が放映されます。
エジプト&マヤ文明のピラミッドの謎やペルーのナスカの地上絵、イースター島のモアイ、天空都市マチュピチュなど世界の七不思議と言われている謎を、さまざまな角度から解明していくというもの。
年明け早々なんともおもしろそうな番組ですね…!
年末年始は旅行に行けないという人もこの番組で行った気分だけ味わうのもいいですよね。テレビで見ると余計行きたくなってしまうかもしれませんが…。(MI)

2007年12月25日火曜日

★アテネのアクロポリス博物館12/21に一部オープン

先日から展示物の移動が始まっていたアテネのアクロポリス博物館、12/21より一部がオープン、10:00~12:00までと午前中だけ開いているようです。年末年始にアテネに行かれる方、ぜひ足を延ばしてのぞいてみてください…! なお、本格的なオープンは2月の予定とのことです。

presented by 古代遺跡な旅

2007年12月23日日曜日

★1月以降、飛行機の料金に6000円も差が出る?!

石油の値上げがだいぶ世間を騒がせていますが、飛行機において、いわゆる「航空券」とは別に徴収される「燃油サーチャージ」が、1月から大幅に値上げされるようです。

航空券は、いったん予約したら、通常それより値が上がることも下がることもありませんが、燃油サーチャージはどんどん値が変わっていくのでやっかいです。今回の1月の値上げでは、日本から中東・ヨーロッパあたりまで飛んだ場合、片道2000~3000円値上げするケースがあります。つまり、往復で4000~6000円も変わってきてしまうのです…!

これを防ぐには、航空券を12月中に「予約」するだけでなく「発券」してしまうこと。「発券」は正式な「購入」なので、購入後は値段が変わったりすることはありません。2月、3月にご旅行される方も、ぜひ12月中に航空券を予約・発券してしまうことをお勧めします…!

★古代オリエント博物館にて「4000年前のシルクロード知られざる王国」開催中!

池袋のサンシャインの古代オリエント博物館にて、4000年前のシルクロードから発見された資料約90点や写真・映像などが展示されています。
シルクロードといえば、東と西の文化の交流地として栄えていたということが有名ですが、なんと、すでに4000年前には強大な王国が築かれ、メソポタミアの都市国家と対等に交渉・交易していたんだそうです。
史実的にも、あまり知られていない中央アジア最初の王国の文化を展示してるというのは興味深いですよね。展示物に、狼と鷲の印章やラピスの首飾りなど神秘的なものばかりだそうです。
時間のある人はぜひ足を運んで見てください!(MI)

【開催期間】2007年12月1日(土)~2008年2月11日(日)まで
12月27日~1月3日は休館
【場所】古代オリエント博物館
JR『池袋駅』東口より 徒歩15分
東京メトロ有楽町線『東池袋駅』6・7番出口より 徒歩6分

*余談ですが、古代遺跡な旅デスクのオフィスは、この「古代オリエント博物館」が入っているサンシャインビルの隣にあります。昼休みに行って来れたりして、実は便利です。

2007年12月19日水曜日

★シリア・ヨルダン6日間自由旅行の体験談到着!

11月にシリア・ヨルダンを個人旅行されたお客様から体験談をいただき、下記ページにて掲載をスタートしました。

★シリア・ヨルダン6日間自由旅行
http://www.kodai-iseki.com/travel/taiken_sj_0711a.html


現地での行程は6日間なのですが、ダマスカス、パルミラ、アンマン、ネボ山、ペトラ、ワディラム、アカバと主なところはしっかり回っていらっしゃって、しかも無理がなく、なんともうらやましいようなご旅行です。

ペトラではちょうどフジテレビの「世界の絶景100」の撮影をしていて、俳優の要潤さんとお話しする機会があったとか。まわりに人がいっぱいいたというわけでもなく、わりと気軽にお話しできたそうです。うーん、個人旅行にはこんな特典も?!

ペトラの夜の景色もとてもきれいだったとのこと、「ペトラバイナイト」という催しもあることですし、やはりペトラには1泊する旅程で行きたいですね!

2007年12月15日土曜日

本当にあった!?ノアの箱舟!

旧約聖書に出てくるノアの箱舟の話は有名ですが、この船が実存したかもしれないと言われているのは知っていますか?
旧約聖書の中のエピソードについて、さまざまな歴史的発見がなされているのは事実ですが、この話を聞いたときは本当に驚きました!

ノアの箱舟と思われるものが発見されたのは、トルコの東部にあるアラトト山。旧約聖書の中で、ノアの箱舟が漂着したとされる山です。
アラトト山は、標高5000メートルを越し、上部の3分の1は常に雪に覆われて過酷な自然環境にあります。山頂部は、氷河に閉ざされた氷だけの世界なのだそうです。

その厳しい環境と、この山を神聖な場所とすることから長く人々は足を踏み入れなかったのですが、1956年フランスの探検隊が、氷河と氷湖の間で、巨大なL字型の船を発掘しました。その一部を持ち帰り、調査したところなんと、船に使われていた木は紀元前3000年前のものと判明したそうです。
しかも、旧約聖書に記されている、船の大きさと同じくらいなのだとか…。

ノアの箱舟伝説の中では、生き残ったのはノアと動物だけとされていますが、私たち人間の祖先をずっとたどっていくと、ノアの時代に生きた女性にたどりつくとか…。
船の調査が進展するのを待つばかりです。(MI)

Presented by 古代遺跡な旅

2007年12月13日木曜日

★ウズベキスタンの加藤九祚先生講演会に行ってきました

ウズベキスタンで調査をされている、加藤九祚国立民族学博物館名誉教授の講演会に行ってきました。今度中央アジアの歴史や文化を伝える「アイハヌムの会」というのができるそうで、その設立記念講演会となっていました。

*会場となっていた東中野「パオ・キャラバン・サライ」は、とってもすてきな中央アジア料理店があります。

加藤先生は85歳で今なお現役で発掘を続けられているという、とてつもないお方です。そもそもウズベキスタンのカラテパ遺跡を掘り始めたとき、すでに76歳だったとのこと。

日本のツアーも、最近その遺跡を訪ねたりするようになりました。遺跡そのものは仏教寺院のあったところなのですが、周辺は石器時代の遺物は出てくるはイスラム建築はたくさん残ってるはで、大変なことになっています。こんなシルクロードの専門家って、ほんとすごいですね。

アイハヌムの会は、これからも講演会などあるのかどうか、楽しみです。
古代遺跡な旅 ウズベキスタン特集

2007年12月8日土曜日

★スフィンクスに登ろうとした侍!

エジプトのスフィンクスの前で、20人くらいの侍がポーズを決めている写真を見たことありますか?
侍と砂漠、侍とスフィンクス、まるで合成したんじゃないかと疑いたくなるような写真です。
でも、この写真は合成ではなく正真正銘の本物。

1864年、日本の江戸幕府が派遣した遣欧使節団がエジプトを通過する際に、ピラミッドを見学し、スフィンクスの前で記念撮影をしたそうなんです。
ちなみに彼らのエジプト滞在はたったの2泊3日だったとか…。
なんとスフィンクスに登ろうとした侍もいたそうですよ。

当時のエジプトの人は、腰に刀を差したちょんまげ姿の団体をどのように見ていたのでしょうね。さぞかし驚いたと思います!想像するとちょっと面白いですよね。

侍も訪れたスフィンクスって本当に昔から有名な観光地なんですね。
侍も来たと思うとスフィンクスがいつもより偉大に思えるのは私だけでしょうか…。(MI)

この本の表紙に、その写真が使われています。
「維新前夜―スフィンクスと34人のサムライ」(鈴木明著、小学館)

2007年12月7日金曜日

★ネボ山の教会12月26日より修復

ヨルダンには旧約聖書に登場する「ネボ山」があります。預言者モーセは、神からの「約束の地」であるパレスチナを、この山の上から初めて目にしたとのこと。(結局モーセ自身は、その地に足を踏み入れることなくこの世を去ったのですが…)

山の上には彼を記念する教会が建てられているのですが、12月26日から修復に入るそうです。あいにく内部に入ることはできなくなりますが、山頂からの素晴らしい景観と、ネボ山のシンボル「十字架とヘビのモニュメント」はしっかり写真に収めることができます…!

ご参考:アンマン発マダバ・ネボ山・死海1日観光

2007年12月1日土曜日

ペルーで隕石落下!

9月半ば頃の話ですが、ペルーの南部ボリビアの国境に近いところで巨大な隕石と思われるものが落下しました。
落下時には激しい爆発音と火柱が上がり、同時に異臭が発生。
その異臭でかなりの住民が体調不良をを起こしたそうです。
なんと、かけつけた警察官もその異臭に耐えられなかったとか。

隕石の落下によって生じた穴はなんと直径30メートル、深さ6メートルにもなる大きさ。
この穴からは沸騰した水が溢れ出し、付近には灰などが散乱していたそうです。
異臭などの原因は現在調査中だそうですが、隕石によって引き起こされたとなる
と恐ろしいですよね。地球には存在しない未知のものかもしれない…。

また、空中都市マチュピチュがあるペルーで起こったというから不思議さも倍増します。
マチュピチュの人々は忽然と空に消えてしまったとか
「いつか神様が再び戻ってくる」という古代からの言い伝えがあるなど不思議な伝説が残されていますからね。

隕石調査の結果が出るのを待つばかりです。(MI)

presented by 古代遺跡な旅

2007年11月22日木曜日

★シルクロードに伝わる日本人伝説

ウズベキスタンの首都タシケントに、「ナボイ劇場」というオペラハウスがあります。
伝説の舞台となっているのはこのオペラハウス。
ウズベキスタンでは、「日本人が建てた劇場」と呼ばれているそうです。

第二次世界大戦中、シベリアに抑留されていた日本人捕虜457人がこの地に連行され、過酷な収容生活を送りながら、2年間で3階建て1400席、壁や天井に精巧な唐草、アラブ紋様がある歴史的建造物を完成させたそうです。

一日にたった350グラムの食事しか与えられず、シャワーも週1回、不安やストレスを抱えながらも、地元の人たちと仲良くなり、なんとか日々を暮らしていたのだそうです。こうして完成された劇場を見て、実に勤勉に働く日本人、これだけ立派な建物を、よくぞたった2年間で造り上げたと、地元の人たちの記憶に強く残りました。

しかも、1966年にタシケントを襲った地震で、町のほとんどの建物が崩壊したにもかかわらず、この劇場だけは壊れなかったそうです。

ウズベキスタンは、独立後、その方向性として日本や日本人の精神がモデルになっているといいます。
この劇場を建てた日本人が、半世紀ぶりにウズベキスタンを訪れるという交流も計画されているそうです。戦争という事実は悲しいけれど、ウズベキスタンと日本、思いもよらぬつながりがあったんですね。(MI)

presented by 古代遺跡な旅

2007年11月20日火曜日

★吉村先生が親子ミイラ発掘を報告

11月19日、早稲田大学で「エジプトフォーラム」が開かれました。これは、早大のエジプト研究所が毎年、会員もしくは一般の人向けに発掘報告を行っているもので、今年でなんと15回目を迎えます。

今年の目玉はなんと言っても、先日発見されたばかりの「親子ミイラ」。今展覧会で巡回している青いミイラマスクも早稲田隊が発掘したものですし、掘れば結構出てくるもんだなあ、なんて思っていましたが、実はその前まではほとんど何も見つからなくて大変だったのだとか。発掘って、たいしたものが出てこないのが普通なんですね。

この親子ミイラのおもしろいところは、親のほうが「父親」だということ。古代でも普通は母と子が結び付けられますから、「母親のほうが、話が盛り上がったんですけど、あいにく父親だったんですよ」なんて、吉村先生らしいコメントもありましたが。

この親子ミイラも、いつか日本で見られるようになるといいですね…!(あ)

Presented by 古代遺跡な旅

カンボジアに女性戦士がいた?!

カンボジアと言えば、アンコール・ワットがすぐに思い浮かびますが、アンコール王朝よりも以前に存在していたインドシナ最古の大集落が発見されたそうです。
そこで土器、青銅器などが発見され、中には人骨も含まれていました。
そのうちの少なくとも5体が女性で、剣と見られるものを身につけていたそうです。発見者は、この集落では女性が戦士として、あるいは支配者として活躍していたのではないかと推測しています。
この女性戦士たちが生きていた時代は、日本では邪馬台国の卑弥呼が活躍していた時代にあたるそうです。
女性が戦士として存在していた王国ってどんなだったんでしょうね。
ちなみに発掘したのは日本人。
もっと詳しいことがわかるようになるといいですね。(MI)

Presented by 古代遺跡な旅

2007年11月9日金曜日

★吉村先生再び大発見!エジプトで親子ミイラ

ダハシュール北を発掘している吉村作治先生たちが、またまた大発見!一つの墓の中に、一緒に葬られている親子ミイラを発見したそうなのです。
ツタンカーメンの墓の中に、死産した胎児のミイラがあったとか、王妃の墓の中に、幼くして死んだ赤ん坊のミイラがあったといった話はあるんですが、古代エジプトの有力者たちの墓は基本的に「家族墓」ではなく「個人墓」で、親子そろって埋葬されているというのは、すごく珍しい(ひょっとして初めて?!)なのです。

今、早大エジプト発掘40年展で青いミイラマスクが日本を巡回していますが、今度「親子ミイラが日本へ」なんていうことになったら、きっと大変な騒ぎになりますね…!(あ)

Presented by 古代遺跡な旅

ファラオの呪い?!

少し前、新聞を見ていて、こんなタイトルの記事を発見しました。
ファラオの呪いと聞いて、思い出すのはやはりハワード・カーターがツタンカーメン王の墓を発見後、関係者が次々と死亡していったということです。
でもこれって1922年の話なので、あまり実感なかったんです。だから、ニュースを読んだときはまさかこの現代にと!本当にびっくりしました。

2004年にドイツ人の男性がルクソールの王家の谷へ行った際、古代エジプトの絵画が描かれたいくつかの石を持ち帰ってしまった。その男性は帰国後、体の麻痺や原因不明の高熱に襲われ3年間苦しんだ末、亡くなった。この男性の遺族が在独エジプト大使館に「これらの石が義父を呪ったようだ、石は元の場所に戻されるべきだ」と石の返還を希望した。

本当にファラオの呪いかはわからないけれど、エジプトって本当かも・・・と思わせる歴史の重みがありますよね。でも、勝手に石を持ち帰ったらやっぱりいけませんよね。
遺跡ってその場所にあるから素敵だと思うんです。遺跡は見るだけで楽しみましょう。(MI)

2007年11月5日月曜日

★王家の谷でツタンカーメンのミイラ公開始まる

まさか…!と思っていましたが、本当に始まってしまいました。
王家の谷での、ツタンカーメンのミイラ公開。
ほかのファラオのミイラは博物館の中にあるのに、彼のミイラだけ、なぜか王家の谷の棺の中に収められていて、これまでは墓の中でその棺を眺められるだけでした。

それを、あえてミイラを取り出して、ガラスケースの中に入れ、顔だけ見れるようにしたわけです。

ついこの間ハトシェプストのものとされるミイラの公開を始めたばかりだというのに、このところ大変なイベントが続いていますね。

ツタンカーメンのミイラが見られるなんてすごい…!という気もしますが、ただでさえ混んでいる王家の谷に、ますます人が集まってしまうのでは…。

あいにくエジプトへは行けない方へ、BBCのニュースで、ミイラを取り出したときのムービーが見られます。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/7077423.stm

★アンコール・ワットに新博物館

日本の上智大学は以前からアンコール・ワットで調査を行っていますが、発掘した仏像などを納めるための博物館が、アンコール・ワットの近くにオープンしたそうです。

その名も「シハヌーク・イオン博物館」。そう、あの日本の大企業イオン・グループが建設してるんですね。

アンコール・ワット近辺に博物館ができるのは初めてということで(そういえば、なかった…!)、行くのが楽しみになりそうですね。ただ、心配なのは首都プノンペンにある国立博物館。すてきな仏像がたくさんあるのですが、アンコール・ワットは訪れても、プノンペンには行かないという人も多い昨今、ますます影が薄くなるのでは…。

いっそアンコール・ワットの近くに大きな博物館を建てて、プノンペンのものもそこに移しては…なんて、思うんですけれど。

上智大学のサイトにある博物館開館ニュース
http://www.sophia.ac.jp/J/news.nsf/Content/PNSM_press_070612

2007年11月2日金曜日

★映画「ベオウルフ/呪われた勇者」公開

12/1から、映画「ベオウルフ/呪われた勇者」が公開されるそうです。

「また新たな西洋のファンタジーもの…」なんて思われそうですが、イギリスでは、「ベオウルフ」と言えば知らぬ者のいない有名なお話。8~9世紀に作られた、イギリス最古の文学作品のひとつなのです。

内容は、ベオウルフという勇者が巨人やドラゴンと戦いという定番の英雄物語なんですが、中世初期のイギリスの世界観がこれだけはっきりわかるものもあまりなく、「指輪物語」のトールキンなどもこの叙事詩に影響を受けているとか。

今回の映画は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などのロバート・ゼメキスが監督ということで、きっとハリウッド風なんだろうなー、と思いつつも、やはり見てみたい気はしますね。古代ものの映画「アレキサンダー」でアレキサンダーの母を演じたアンジェリーナ・ジョリーが、今回は巨人の母になるそうです。(あ)

「ベオウルフ/呪われた勇者」公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/beowulf/

★日本人のルーツはイスラエル?!

テレビで日本人のルーツはイスラエルにあるという番組を見ました。
イスラエルの失われた10の部族の中の一つが迫害を逃れ、聖なる宝を携えて
はるか遠い日本まで逃れてきたそうです。といわれても、にわかには信じられませんが・・・。

その証拠(?)にイスラエルと日本の間で数々の共通点があるのです。
大和朝廷のヤマトは「ヤ・ウマト」と理解すると、ヘブライ語で「神の民」となる。
日本神話では大和民族は「高天原」(タカマガハラ)から来たとされていて、イスラエル人の
放浪の起点となったのが、タガーマ地方のハランという場所だったという。
また、天皇家の菊の紋章はイスラエル民族の紋章であり、ユダヤ教の会堂で
はその紋章が掲げられている。
その他、私たちが日常使う言葉などにもたくさんの共通点があるそうです。

日本とイスラエル、異なった文化を持った遠い国という印象でしたけど、
意外なところでつながっていたんですね。
これが真実かどうかはわかりませんが、こういうまさか・・・!ということを
想像すると本当歴史っておもしろいですよね。

ちなみイスラエルの調査団が失われた10の部族の子孫と聖なる宝を探しに
来日したとかしないとか・・・。(MI)

2007年10月27日土曜日

発掘ボランティアとイスラエルの死海文書

少し前、イスラエルのクムランで、発掘ボランティアを募集しているということを耳にしました。
そこで思い出したのが、あの死海文書です。

死海文書とは、ユダヤ教とキリスト教の原点を示す古文書のようなものです。
紀元前の文書が発見されるというだけでも、驚くべきことなのに、死海文書が見つかったのはわずか60年前、しかも、見つけたのは羊飼いの少年だったそうです。

ある日、少年が羊を連れて死海付近を歩いているとき、一匹の羊が逃げ出してしまった。
追いかけようと入った洞窟の中で壺を見つけ、中を開けたら巻き物が入っていた。
少年はその巻き物を持って帰って、エルサレムの古物商屋に売ろうとしたところ、古物商屋が考古学者に
それを見せにいった。
すると、それが死海文書であるということがわかったのです!
まるで、アラビアン・ナイトのような話ですよね!

イスラエルはまだまだ発見されていない多くのものが眠っているといいます。
この発掘ボランティアに参加すれば、わたしにもこんなロマンティックなことが起きるのかな、なんて考えてしまいました。あのすさまじい暑さに耐えられればの話ですが…。(MI)

2007年10月22日月曜日

★インカ帝国最後の都ビルカバンバは今どこに?

アンデス文明研究会の講座に行って、ビルカバンバのお話を聞いてきました。
ビルカバンバといえば、伝説の「インカ帝国最後の都」、あのマチュピチュを発見したハイラム・ビンガムも、もとはといえば、ビルカバンバに眠る財宝を求めてアンデスを旅したという…。

ビンガムはマチュピチュがビルカバンバだと信じて疑わなかったんですが、スペイン人の記録とかに照らし合わせせると、どうも場所が違う…っていうことになっていたんですね。その後「まさにこここそビルカバンバ」と特定された場所を、ここのところ、ペルーの文化庁や日本の考古学者が調査していたそうなんです。

そんな大事な場所なら、さぞかし貴重なものがザクザク…なんて思ってしまいますが、実際はコレといったものが見つかっていないそうで、うーん、それなら皇帝の財宝はいったいどこへ?!

アンデスはまだまだ見つかっていないものがたくさんありそうで、これからが楽しみです!

2007年10月17日水曜日

★テンプル騎士団の使命は?!「聖なる遺骨」を読みました

「聖なる遺骨」という小説を読みました。
「ダ・ヴィンチ・コード」が「テンプル騎士団は、マグダラのマリアの○○○を守っていた」という話だったのに対し、これは「テンプル騎士団は、イエス・キリストの○○○を守っていた」という話です。

中東もののミステリー小説はたいていそうですが、現代の世相とうまくからめていて、これもエルサレムの嘆きの壁の近くの地下道を調査するという、実際の出来事をうまくヒントにしていました。

あの辺は、イスラム、ローマ、ユダヤ、もしくはその前と、いろんな歴史が交錯しているから、下手に掘り返して特定の宗教・宗派にとって聖なる地だということが証明されると、ほかのグループにとって不都合なんですね。

(ちなみに嘆きの壁がソロモンの神殿の一部、というのは歴史的事実として認められているのと思っていたのですが、実はそうでもないんだとか)

お話の中では、実は神殿の丘の地下から○○○が出てきて…となっているのですが、神殿の丘の下って、いかにも何か出てきそうですね。しかも、絶対に掘らせてくれなさそうなところが、ますます気になってしまう理由だったりして。

2007年10月6日土曜日

★10/30より関空・ルクソール便が飛びます!

エジプト航空は成田だけでなく関西国際空港からも飛んでいますが、10月30日(火)より、待望の関空発ルクソール直行便が再開します。

関空・カイロ間 火金日
関空発14:45 カイロ着21:20

関空・ルクソール間 火金
関空発14:10 ルクソール着21:30

カイロ・関空間 月木土
カイロ発18:45 関空着13:15+1

*帰りはルクソール・関空間の便はありません。

こうして見ると、関空からは週に5便、エジプト航空が飛んでいるんですね。すごいですね。
エミレーツ航空やカタール航空も関空発ですし、今やエジプトへ行くには成田より関空が便利?!
エミレーツやカタールの便には一応、羽田からの便が接続していますが、羽田発がもっと活用できるようになるといいですね…!

2007年9月28日金曜日

★テレビ東京「聖なる黄金の都パイティティ」

先週から今週にかけて、テレビのエジプト特番、アンデス特番が続々ありましたね…!
今日のテレビ東京の「インカ帝国最後の謎 ついに発見!聖なる黄金の都パイティティ」は、タレントさんが伝説を追うパターン…?と、あまり期待していなかったのですが、アンデスの山を黙々と登る姿、よかったですね…!

たいていの人は、マチュピチュやオリャンタイタンボなど、わりとラクに行ける遺跡しか知りませんから、ああやってインカ道を歩いて…というのは、すごい憧れだと思うんですよね。あれって多分、インカの人たちの生活していた姿そのままというか、山の方に行くと、今でもインカの時代のものがそのまま残っているような…。

山奥のチョケキラオ遺跡、すごくきれいでしたね。あれを見ていると、マチュピチュクラスの遺跡がもっともっと見つかってもいいような気がしてきます。でも、見つかってほしいようなほしくないような。ファンの心理はフクザツです?!

2007年9月24日月曜日

★ザヒ博士今夜再び登場!

昨晩のディスカバリーに続き、今晩は日本テレビ「今夜歴史が変わる!古代エジプト三大ミステリー天才考古学者ザヒ・ハワースの新発見」で、ザヒ・ハワス博士が登場しています。

エジプト特番と言えば、ピラミッド建立の謎、ツタンカーメン発見の経緯、クレオパトラの最期といったあたりが定番ですが、今回はクフ王のピラミッドの地下室とかサッカラのピラミッドの玄室とか、普段あまり出てこないところが見られておもしろいですね…!やっぱりザヒ博士が一緒だと違う?

クフ王の地下室にはちゃんと手すりがついているし、サッカラの玄室にはなんと蛍光灯が設置されていたりと、ずいぶんきちんと整備されているのには驚きました。多分発掘調査に必要なのでしょうが、一般公開の予定ってあるのでしょうか(でも、深すぎて入るの怖いかも)。

この番組では壁画とか銘文とか、結構細かいところにもスポットが当たっているので、これを機会に遺跡をもっとじっくり見る人が増えると面白いですね(でも、これが結構時間かかるんですが…)

★「今甦るハトシェプスト女王のミイラ」ついに放送!

ディスカバリーチャンネルの特番「今甦るハトシェプスト女王のミイラ」、ついに日本でも昨日放送されましたね!
私は科学のことはよくわかりませんが、CTスキャンとかDNA鑑定って、おもしろいですね!CTスキャンは「大英博物館のミイラ展」で何となく様子がわかっていましたが、今回のテレビで、DNA鑑定があんなに難しいものだと初めて知りました。さすがに3000年も経つと、人間の体のDNAも、おとろえてきてしまっているんですねえ…。

DNA鑑定さえすれば、古代のファラオだって、親も兄弟もみんなわかってしまう!みたいに思っていたんですが、決定的な要素が、なかなか抽出できないんですね。

今回のハトシェプストのミイラは、遺品である歯とミイラの一致が決め手だったとのことですが、ぜひ祖母との一致図るミトコンドリアDNAの検査結果も待ちたいものです。

科学番組である一方、観光客が大勢いる博物館で何気なくミイラを運び出していたり、遺物を探してスタッフが博物館内を右往左往するあたり(目録ってないのでしょうか…)、エジプトらしい面がところどころに見られて楽しめました。9月中にまだ何度か放送されます。

スケジュールはこちらで
http://japan.discovery.com/hatshepsut/

2007年9月19日水曜日

★ヨルダンの穴場とは?

ヨルダンの旅行会社の方から、観光局が作ったDVDをいただきました…!
ヨルダンの見どころが網羅された、なかなか本格的な内容です。
ヨルダンといえば、まずはぺトラ。そしてワディラム、アカバといったところですが、実はアムラ城という世界遺産があるんですね。イスラム建築ですが、なんと8世紀のものです。ヨルダン、シリアあたりのイスラム世界はほーんと古くてビックリです。

それから、十字軍の城といえば何といってもシリアのクラック・ド・シュバリエが有名ですが、実はヨルダンにもあります。有名なのはカラクやショーバクで、特にカラクは、聖書に登場するモアブが栄えた場所だったそうです。このカラクの城の崩れ具合は、地中海近辺の十字軍史跡に負けず劣らずいいですねー。

このDVD、もっといろんな人が見れるといいのですが、どうもヨーロッパ方式らしく、あいにくリージョンフリーのDVDプレーヤーでないと再生できませんでしたが。

ヨルダン政府観光局サイト(英語)http://www.visitjordan.com/

シリア・ヨルダン「古代遺跡な旅」セクションはこちら!
http://www.kodai-iseki.com/travel/syriajordan/

2007年9月17日月曜日

★10月中旬までラマダンです!

今年もラマダン(断食月)の季節になりました!
エジプト、トルコ、シリア、ヨルダン、チュニジア、リビア、モロッコなど、地中海方面のイスラム国では、9月13日(木)からラマダンに入っています。10月13日(金)が最終日で、この日から3日間は休日になります(といっても、遺跡や博物館は開いていますが)。

「断食だから何も食べない…?」とよく誤解されますが、食べたり飲んだりしないのは日中だけで、夜は家族や親戚が集まってごちそうを食べることになります。

イスラム国では、ラマダンは西洋のクリスマス、日本の正月みたいなもので、なんだか家族で過ごしたい気分になるんですね。そこで、この時期だけ飛行機など遠距離交通手段がとても混雑します…!

エジプトでは普段、9月末から冬時間に入る(1時間繰り上がる)んですが、今年はラマダンがあるということで、もうすでに冬時間に入ってしまいました。1日の最初の食事は6時過ぎとのこと(夏時間だと5時過ぎなわけで、ちょっと早い?)

みんな早く家に帰ってご飯を食べたいわけで、6時過ぎまでには家に着くよう、さっさと仕事を切り上げます。この辺も、ラマダン中が普段と違うところかも。

ちなみにラマダンは太陰暦であるイスラムの暦にしたがって決まるので、私たちが使っている太陽暦から考えると、どんどん時期がずれていきます。これまでは比較的寒い時期だったのですが、どんどん夏に向かってきましたね。この時期、昼間水も飲めないというのは、結構大変なのでは…。

というわけで、飛行機は込んでるし、働いている人はさっさと切り上げるし、その割りに昼間もあまり働いてないし…と、観光客にはいいところなしのように思えるラマダンですが、夜になるとうってかわってにぎやかなお祭り気分になるのは、この時期ならでは。

カイロに滞在する予定のある人は、ぜひハーン・ハリーリあたりに行ってみてくださいね…!

2007年9月13日木曜日

★サウジアラビアの遺跡

カタールからのお客さんをお迎えするパーティーがあり、サウジアラビア在住経験の長い方とお話する機会がありました。
サウジアラビアは、ツアーでなら観光できることは、すでにご存知の方も多いはず。
メッカとかメディナとか、イスラム色の強い国ですが、なんと、一番人気があるのはナバテア人の遺跡だそうです…!

地図で見るとわかるんですが、ヨルダンのぺトラと、ナバテア人の遺跡があるサウジのマダイン・サーレハは、割と近いエリアにあります。古代にこの一帯でナバテア人が勢力をふるっていたというのは、納得いく話。サウジのほうに残された岩窟墓は数百あるとのことで、ひょっとしてナバテア人の時代にはこちらのほうが栄えていただ可能性も…?!

実は、サウジアラビアにはまだ世界遺産がひとつもないのです。一般に広く公開されていないからかなーと思うのですが、先史時代の見事な岩絵とかもあるし、これから観光客が増えていったら、大注目されるに違いありません…!

マダイン・サーレハのご紹介はこちらに
http://www.st.rim.or.jp/~cycle/NABAT2.HTML

presented by 古代遺跡な旅

2007年9月7日金曜日

★9/16、ギリシャで国立の遺跡・博物館すべてはお休み!

遺跡っていうのは基本的に年中無休であることが多くて、ギリシャでは遺跡のほか博物館でもそうだったりするので、あんまり「休館日」「休場日」というものについて考えてみたことがありませんが、なんと…!ギリシャ中の国立の遺跡や博物館が、全部閉まってしまう日というのがあったのです。

それは、「総選挙」の日です…!
今回、それが9月16日(日)に当たるそうで、この日は私営の博物館に行くか、お買い物でもしているしかないのでしょうか。
関心があるのが古代ギリシャだと、ついつい今の政治を忘れそうになってしまいますが、現代のニュースも見ておかないとな、と思った次第です。

2007年9月6日木曜日

★ナイル川の位置は今と違う?!

川の位置というのは時代によって変わってくるものですが、ナイル川もその例外ではなかったのですね。
現代の学者さんたちが、古代のナイル川の位置を必死になって調べていたところ、ルクソールのあたりでは、今の街のずっとはずれのほうを流れていたんだとか(線路のあるほうでしょうか)。

ルクソールの街の河岸から王家の谷の丘を見ると、「これが古代エジプト人も見た光景…!」と、なんだか感動してしまいますが、実際は、もっとずっと離れたところから見たほうがよかったんですかねえ…。

2007年9月1日土曜日

秋の対決!エジプトvsインカ

年末年始や秋冬の改編の時期になると、よくテレビでエジプト特番をやりますが、
今年は日テレでエジプトスペシャルがあります。

▼エジプト史上最大のプロジェクト
日本テレビ系9/24(月)19:00~22:48

なんと計4時間…!例によってタレントさんたちがたくさん出てくるのですが、実は、エジプト考古局のザヒ・ハワス博士も出演してしまうようです。ザヒ博士も、いよいよ日本でも有名人に?!

一方、"世界遺産"のTBSもよく古代もののスペシャルをやりますが、この秋の放送は…。

▼幻のアンデス黄金インカに眠る謎!!
TBS系9/24(月)21:00~22:54

なんと、日テレのエジプトと同時間帯ではないですか…!!
果たしてエジプトを見るべきか、インカを見るべきか?!(というか、どちらか録画しておくわけですが)

普通に考えたらエジプトのほうが断然盛り上がるはずですが、インカも最近の「インカ・マヤ・アステカ展」でだいぶ注目を集めているし、きっと楽しみにしている人も多いはず。この「エジプトvsインカ」のテレビ対決、どちらを見る人が多いか、ちょっと気になりますね。

ちなみに、エジプトとインカって遠く離れた大陸にあるまったく異なる文明のように思えますが、実は吉村作治(エジプトの大家)vs増田義郎(アンデスの大家)の"夢の対談"によって、両者の共通点と大きな違いを語ったものを収めた本があるのです。ぜひご一読を!

「インカとエジプト」(岩波新書)増田義郎・吉村作治著

presented by 古代遺跡な旅

2007年8月27日月曜日

★カイロまで往復10万円未満!カタール航空チケット情報更新

カタール航空のカイロ往復航空券の情報を更新しました…!

カイロ往復航空券★カタール航空
http://www.kodai-iseki.com/travel/e004qrcairo.html

カタール航空はもともと安かったのですが、10月以降は、カイロ往復がわずか9万5000円!
途中、カタールのドーハで乗り換えるのですが、ドーハから直接ルクソールに行ってもいいので(逆に、ルクソールから直接ドーハに行ってもいい)、とっても便利なのです。

関西空港発なので、東京の人は羽田で国内線乗って乗り換えないといけないのですが、接続がよいせいか、東京近辺の人にも大人気(まあ、成田に2時間前に行くのも、羽田に1時間前に着くのも、あまり変わらない?)

しかし…この関空発のカタール航空の便は、ヨーロッパに行くにもすごく便利で安い便になっているので、めちゃくちゃ混んでいるのです。10月中旬くらいまでほぼいっぱい、このままだと11月が埋まるのも早いかも…。

途中ドーハに寄れるのも結構魅力的なので、カタール航空の便に興味にある方は、早めに行動したほうがよさそうですよ!

2007年8月23日木曜日

★エジプトの日本語ガイド付き現地ツアー

個人旅行で現地ツアーに参加するとき、せっかくだから日本語で案内してもらいたいですよね。
でも、ロンドンやパリならいざ知らず、エジプトのような国だとどうしても日本語ガイドの数が限られていて、結構料金が高くなってしまうのです。

しかし…!エジプト国営旅行公社「ミスル・トラベル」では、その豊富なネットワークを生かして、とってもリーズナブルな日本語ガイド付きツアーを催行しています。(旅行会社が国営になっているあたり、さすがエジプトですね)

「ピラミッド半日」「エジプト考古学博物館半日」といった短時間の内容になっているので、組み合わせて使うと便利。「ルクソール日帰り」も日本語ガイド付きで実現できるのは、感動ものです(ルクソールに常駐している日本語ガイドってほぼいないので、たいていカイロから連れて行くことになり、普通はかなり高くなってしまうのです)。

担当者によると、ツアーといっても大型バスでぞろぞろというのではなく、ワゴン車で少人数のものになるそう(運がよければ、自分たちのグループだけ?!)

最近フリータイムの多い日本からのツアーも増えているので、空き時間を有効活用するためにも、ぜひご利用になってみてください。

古代遺跡な旅
http://www.kodai-iseki.com/travel/

★アレキサンドリアの海底遺跡はどこへ行く?

アレキサンドリアの海底遺跡が話題になってから、もう10年以上になるんですね。

クレオパトラが歩いた宮殿が、アレキサンドリアの港の底に眠っているということは、前々から何となく知られていたのですが、1990年代の初めにフランスの水中考古学者がようやく調査したところ、案の定、彫像や建造物の跡など、海底からいろいろなものが見つかったのです。

一時は「海の底を歩く水中博物館を作る」とか、大変な盛り上がりを見せていて(その頃ウェブサイトでニュースにしておりました)
http://www.cyclejp.com/luxor/MNEWS5.HTML
その後大図書館ができたり国立博物館ができたりと、2000年頃にはアレキサンドリア一気に盛り上がる…!という雰囲気だったのですが、7年経った今、前と何も変わってないような気が…。

海底から引き上げられた出土品は、一部ローマ劇場のあたりに飾ってあるそうですが、どうも引き上げるのも水中博物館を作るのも、大変すぎるみたいなんです。なので、今でもアレキサンドリアの見どころといえば、「ポンペイの柱」とか「カタコンベ」とか、10年以上前のまま。(海底遺跡はダイビングすれば見れるそうですが、わざわざそのためにダイビングする人も、あまりいないらしく…)

今は国家的一大プロジェクト、グランドミュージアム(GEM)の建設もあるし、アレキサンドリアのほうは、しばらくお預けになってしまいそうですね

presented by 古代遺跡な旅

2007年8月18日土曜日

★ナイル・クルーズする?しない?

エジプトに行ったら「ぜひナイル・クルーズしたい!」という人は多いようですが、これが意外と面倒なものなんです。

ルクソール・アスワン間を3泊4日というコースが標準的なんですが、カイロからまずルクソールへ飛ばなければならない(もしくは夜行列車)。クルーズでアスワンまで行くとやっぱりアブ・シンベルに行かない手はないだろうと、またアブ・シンベルへ飛ぶ。アブ・シンベルからは日本行きの飛行機に乗れないので、またカイロへ飛ぶ…!と、エジプト中を行ったりきたりすることに。

ところが最近、知人がやっているツアーにとても潔い(?)ものを発見しました。まず、日本からカイロでなくルクソールへ入る(その代わり、途中ドーハでゆっくり)。そこからクルーズ船に乗り、アスワンへ行ったらアブ・シンベルをものともせずカイロへ北上。カイロで一応ピラミッドなど見てから、日本行きの飛行機に乗る。

「そうか、何もアスワンに行ったからって、アブ・シンベルに行かないといけないわけじゃないよね」と、目からウロコの思いです(クルーズの途中でエドフやコムオンボに寄るので、訪問する史跡数としては結構多い)。

プログラミングの参考になるこのツアーの詳細はこちらでどうぞ。
マアルマートツアーhttp://homepage1.nifty.com/erico/matour1.html

Presented by 古代遺跡な旅

2007年8月15日水曜日

★六本木ヒルズでラテンアメリカのフェスタ開催

あの六本木ヒルズの「六本木ヒルズアリーナ」で、ラテンアメリカをテーマとした「フェスタラティーナ」を開催!ラテン音楽のライブパフォーマンスが行われるほか、ペルーやアルゼンチンなどの民芸品マーケットが開かれるそうです。
8/16(木)~8/19(日)なので、ぜひ今週末に行ってみなければ。

さらに、ビアガーデンは「ラテンアメリカン・ガーデン」と化し、ラテンアメリカの食事や飲み物を楽しめるようになっているそうです(8/26金まで)。

やっぱりラテンアメリカといえば夏ですかねえ…。でも、山岳部のほうに行くとわりと落ち着いていて、皆が皆「熱い!」「情熱的!」というわけでもないんです。そんな違いもちょっとわかったらおもしろいですね。

presented by 古代遺跡な旅

2007年8月11日土曜日

★古代ポンペイのワインが飲める?!

イタリアのポンペイといえば、古代ローマの生活がそのまま火山灰の下に閉じ込められてしまった街として有名ですが、そこで作られていたワインがなんと生き返ってしまったというお話。

古代ポンペイのブドウ畑を発掘していたところ、古代に育てられていた品種などがわかり、現代において、それとそっくり同じブドウ畑をつくり、そこから取れたブドウでワインも作ってしまったというのです。ということは、そのワインは古代ローマ人たちが飲んでいたワインと同じ?!

再現されたブドウ畑は、ポンペイ遺跡の入口からすぐの円形闘技場近くにあるとのとこと。
ナポリでは、そのブドウ畑とワインの再現を行ったマストロベラルディーノ社で"古代のワイン"を試飲することができるので、ナポリを訪れる際は、ぜひチェックしてみましょう!

Presented by 古代遺跡な旅

2007年8月9日木曜日

★エジプト航空カイロ往復航空券につき10月以降受付開始!

エジプト航空の、10月以降の料金が発表になりました…!
これでようやく、10月以降の予約をお受けすることができます。

カイロ往復航空券★エジプト航空
http://www.kodai-iseki.com/travel/e003egyptaircairo.html

秋から冬のエジプトは人気が高いので、あまり予約しやすい状況とは言えませんが、先のほうの日程だと、キャンセルが出て以外にアキができてきたりするので、ご旅行の予定がある方、これからもたまに当サイトで予約状況をチェックしてみてくださいね…!

Presented by 古代遺跡な旅

2007年8月8日水曜日

★メキシコでアステカのピラミッド発見!

アステカと言えば、自分たちよりずーっと昔の時代のものであるテオティワカンのピラミッドで儀式を行っていたことが知られていますが、ちゃんと自分たちでピラミッドも作っていたんですね!

メキシコ・シティで最近、アステカの首都テノチティトランの中心部にあったと思われるピラミッドの一部が発見されたそうです。これはぜひ発掘してほしい!ものですが、地上には現代の道や建物がびっしり、しかもドラッグや強盗などひときわ悪名高い犯罪多発地域にあるんだとか…。

Yahoo!ニュースはこちらに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070802-00000853-reu-ent

たとえ発掘されたとしても、観光客が見て歩けるようなエリアになるまでには、長い年月がかかりそうです。遺跡とか考古学って結構、現代の世の中と強くつながってるもんですよね。

Presented by 古代遺跡な旅

2007年8月1日水曜日

★ザヒ・ハワス博士の講演会

早稲田大学で開かれた、エジプトのザヒ・ハワス博士の講演会に行ってきました。
ハトシェプストのミイラ特定後の初めての講演会とのこと、DNA鑑定やクレオパトラの墓発見、ピラミッド第4の部屋の発見の展望など、熱~く語ってくれました。

ハトシェプストのミイラは、もうカイロのエジプト考古学博物館のミイラ室に収められているそうですね。さすがザヒ・ハワスさん、やること早いです。

クレオパトラの墓については、これまで特にめぼしいものが出ていないはずですが、これはもうザヒ博士のライフワークのようなものですね。最近はアレキサンドリアの近くの神殿にアントニーとクレオパトラの墓があるのではないか(!)と、発掘をしているそうです。

そして、これまた前々からの懸念である、ピラミッド内のロボット探査。前回わかったのは、ドアの向こうにまたドアがあること。このドアはそう簡単には開かないようですが、今年10月以降にまたチャレンジするとのこと。
This door is the key to the secrets of the Pyramids.
(このドアは、ピラミッドの謎を解くカギである)
とか言っていました。

この方のおかげで、エジプトはどんどんおもしろくなってますね。近々文化大臣というエライ職に就く可能性もあるそうですが、変わらず現場でがんばっていただきたいものです…!

presented by 古代遺跡な旅

2007年7月31日火曜日

★エジプトのザヒ・ハワス博士来日

エジプト考古庁長官ザヒ・ハワス博士が、日本テレビのニュース番組「ZERO」に出演していましたね!
ハトシェプストのミイラ特定は、予想以上?狙い通り?に、かなりの注目を集めているようです。
番組ではエジプトで撮影したVTRのようですが、実はザヒ博士、来日して講演会を行います。

全国を巡回している「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」が今日からいよいよ東京で開催され、明日その記念講演会でお話しするわけなのですが。当然、吉村作治先生もいらっしゃいます。ザヒ博士と吉村先生、どこかイメージが似ていますね。この2人のツーショットがナマで見れるなんて、ちょっとドキドキものです。

講演会の観覧募集はすでに締め切っているようですが、会場である早大の會津八一記念博物館で午後4時からサイン会が開かれ、それには誰でも行くことができるようです。

「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」案内
http://www.egypt.co.jp/egypt40/tokyo.htm

presented by 古代遺跡な旅

★ディスカバリーのハトシェプスト特番9/23放送!

ディスカバリー・チャンネルの特番「今甦るハトシェプスト女王のミイラ」、日本ではひとまず9/23(日)午後7時~9時に放送されます。
DNA分析は、カイロのエジプト考古学博物館にDNA分析装置をつくり(いつの間に!)、そこで行われたようです。ハトシェプストのものと思われたもののほか、素性の知れないミイラはエジプト考古学博物館で保管されているようですね。果たして「ミイラ室」に展示される日はいつ…?!

ディスカバリーの番組案内はこちらに
http://japan.discovery.com/news/new00680.html

presented by 古代遺跡な旅

2007年7月29日日曜日

★NHK日曜美術館で「インカ・マヤ・アステカ展」紹介

日曜美術館で、インカ・マヤ・アステカ展を紹介していましたね…!
この展覧会は3つの文明にまたがっているだけあって、本当にいろいろな専門家の方がかかわっているのですが、今回は大学の研究者とはちょっと違う、"グレートジャーニー"の関野吉晴さんが出演されていて、ドキュメンタリーっぽい雰囲気になっていました。

今回の展覧会の目玉はマヤのヒスイの仮面やマチュピチュ出土の金製品などのはずなんですが、なんといってもアステカが断然目立ってますよね。特に、あばらから内臓がぶら下がっている死神ミクトランテクトリの存在感がすごい…!(テレビでは「肝臓」と言っていて、確かにそんな形をしているのですが、カタログには心臓の可能性もある、と書いてありました)

テンプル・マジョールの復元もすごく立派だし、これまでマヤの亜流?みたいに思われていたアステカの株が一気に上がったような。NHKスペシャルではなぜか「インカ・マヤ」としてアステカがはずされていたのですが、これから放送する番外編の映像では、ちゃんとアステカも入っているようです。

▼失われた文明「インカ・マヤ・アステカ」展
http://www.kodai-iseki.com/exhibit/incamayaaztec/

2007年7月25日水曜日

★ハトシェプストのミイラ続報

アメリカのディスカバリーチャンネルでは、7月15日にハトシェプストのミイラの特番を放送したようですね。
ハトシェプストに続き、トトメス1世のミイラも特定か?!と言われていたのですが、さすがにそこまではうまくいかなかったようで(でも、ハトシェプストのミイラが特定できただけで、かなりの大事件だと思いますが)

ミイラを調査したところ、ハトシェプストが死んだのは50歳くらい、小柄で(身長150センチくらい)だいぶ太っていたようで、晩年は虫歯や皮膚病に悩まされていたらしいとか。古代では虫歯の治療ってあまり発達していなかったようで、ファラオレベルの人でもかなりつらい思いをしていたようですね。

でも、ハトシェプストって男装の麗人(?)というイメージもあったので、実際の生前の姿がわかってよかったような悪かったような。ツタンカーメンは顔の復元を行いましたが、ハトシェプストはやってもらわなくても…という感じがしますね。

2007年7月21日土曜日

★パキスタン考古学のセミナー開催

パキスタンといえば、最近もまた不穏なニュースが世間を騒がせていますが、歴史的に見ると、ガンダーラ彫刻のふるさと、モヘンジョダロ、ハラッパというインダス文明2大遺跡の土地なのです…!

そのパキスタンの考古学者が来日して、セミナーを開催します。

「パキスタンにおける考古学研究2000-2007」
カシード・マッラー(Qasid Mallah)シャー・アブドゥル・ラティーフ大学考古学部准教授
2007年7月24日(火)15:00~17:00
明治大学駿河台校舎リバティタワー15階1155室
無料、予約不要

日本の考古学者もパキスタンで調査をしていたりするようですが、パキスタン、アフガニスタン、イラク、このあたりは早く平和になって、どんどん新しいものを見つけてほしいものですねえ…。

2007年7月18日水曜日

★インカ・マヤ・アステカの中で一番人気のある遺跡は?

「インカ・マヤ・アステカ展」チケットプレゼントへの多数の応募、大変ありがとうございました…!
「インカ・マヤ・アステカの中で、一番行ってみたい遺跡は?」という質問に集まった回答を紹介します。

一番多かったのは、何と言ってもダントツで「マチュピチュ」。
ちょうどテレビでやったばかり、地の果て(?)にある謎の遺跡、というところが、さらに憧れをかきたてるんですね!
(実際に行ってみると、周辺にもインカの遺跡が続いていて、「インカの人々はこういうところで暮らしていたのか」っていうことが、何となくうかがい知れます。)

次はチチェン・イツァーを含むマヤ遺跡と、テオティワカンが同数くらい。テオティワカンはインカ・マヤ・アステカのうちには入りませんが、一応、アステカの人にとっても一種の聖地だったようで。どんな人たちが暮らしていて、彼らはどこへ行ってしまったのか、テオティワカンこそ本当に謎の遺跡ですね。

意外だったのは、マヤの代表的な遺跡「ティカル」の名前が出てこなかったことで、やっぱりグアテマラだから知名度低いのでしょうか。メキシコのチチェン・イツァーやウシュマルに残っているのがちょっと後の時代のものであることを考えると、やっぱり最盛期のティカルの遺跡にはもっと注目したいですね!

チケットは本日発送しますので、当選者には2、3日中にお届けできます。8/10(金)までの期限付きなので、どうかお早めにお出かけください…!

★帰国時の税関での申告方法が変わりました!

日本に帰国したとき、これまでは空港で荷物を受け取った後、最後に税関で「どちらへ行かれたんですか」といったちょっとしたやりとりがあって、たいていはそのままスーッと出られましたよね。この7月1日から、申告するものがある人もない人も、「携帯品・別送品申告書」を書いて出すことになったんです!

「日本への持込が制限されているものを持っていますか」といった質問に「はい」か「いいえ」をチェックしていくもので、「制限されているもの」とは、「麻薬」とか「けん銃等」とか…。

ほとんどの人はまず問題ないと思いますが、別送品(現地で、郵便やFedexなどで発送した荷物)がある人はご注意を!申告書を2通出すことになっているんです。
実際の申告書と、記入例はこちらに。
http://www.customs.go.jp/kaisei/youshiki/form_C/C5360r.pdf

急にこういうものが導入されるのは、やはり違反する人が多いからなのでしょうか?
税関に行ってからアレ?ということにならないよう、飛行機の中で黄色い申告書をちゃんともらっておきましょう!

2007年7月13日金曜日

★アテネのアクロポリスがお休み?!

遺跡は博物館と違ってあまり「お休み」ってないものですが、ギリシャのアクロポリスが、7/14(土)、15(日)とクローズするかもしれないというニュースがありました! 原因は、「セキュリティスタッフのスト」…。ヨーロッパのストライキは、飛行機や電車だけでなく、こんなところにまで影響を及ぼすんですねえ…。

ちなみに7/21(土)~7/22(日)もお休みの可能性があるとのこと。せっかくの夏休みシーズンなのに、なんとかうまく交渉がまとまってほしいものです!!

★インカ・マヤ・アステカ展に行ってきました!

東京・上野、国立科学博物館の「インカ・マヤ・アンデス展」内覧会に行ってきました!(報道関係者向けに、前日に会場を公開するものです)

正直、「インカとマヤとアンデスをいっぺんに展示する」と初めて聞いたときは、「テーマが大きすぎてわけわからなくなるのでは…」とも思いました。でも、いざ会場で3つの文明の出土品を一度に見ていると、マヤとアステカはもちろん、インカにもどこか共通する"アメリカ大陸の美意識"みたいなのがあって、それはやっぱりエジプトとかメソポタミアのほうの文明とはまったく違うものなのだなあ…と実感できたのです!

さらに、アステカって都市遺跡が今のメキシコシティに埋もれちゃっているし、どこかマヤの亜流っぽいし、心臓取り出す儀式でイメージ悪いし…と、あまり期待していなかったのですが、そのメキシコシティの下に埋もれてるはずのテノチティトランのテンプル・マジョール、かなりしっかり発掘されてるんですね!(日本でも愛知県立大学の杉山先生が手がけていますね)。そこから出てきた像などが展示されていたのですが、これもかなりおもしろい!

会場にはテンプル・マジョールのミニチュア復元がありましたが、相当期待してよいのではないかと思います。

展覧会見学の前の予備知識には、ぜひこちらをどうぞ。
失われた文明「インカ・マヤ・アステカ」展特集
http://www.kodai-iseki.com/exhibit/incamayaaztec/

2007年7月9日月曜日

★アクロポリス博物館閉館、新博物館のオープンは?!

先日ブログでお伝えしたように、ギリシャのアテネにあるアクロポリス博物館、やはり7月2日(月)に閉館してしまったようです(パルテノン神殿のすぐ近くにあるやつです)

レプリカは野外に展示されているようですが、やっぱりぜひとも本物が見たいですよね。

ひたすら先延ばしになってきた新博物館は、9月にオープン予定とのこと。旧博物館がクローズするくらいだから、今度こそ本気?!

2007年7月8日日曜日

★「新・世界の七不思議」決まる!

インターネット上で投票を行っていた「新・世界の七不思議」の選定、昨日ついに結果が出ましたね!
(07年7月7日と"7"不思議を、引っ掛けてあるんですねえ…)

結果は以下の通り。ほぼ順当、といったところでしょうか。

チチェン・イツァ(メキシコ)
キリスト像(ブラジル)
万里の長城(中国)
マチュピチュ(ペルー)
ぺトラ(ヨルダン)
ローマのコロッセオ(イタリア)
タージマハル(インド)

個人的には、アンコールワット(カンボジア)が絶対選ばれるべきだったと思ってますが。あと、イースター島のモアイ像(チリ)やアフリカのトンブクトゥ(マリ)も、選ばれてもまったく不遜ないですよね。

しかし、ギリシャのアクロポリスがこの手の投票では相変わらず不人気なのには驚きですねー。まあ、ギリシャとトルコは、古代の"元祖"世界の七不思議がいくつもあるので、それでよしとしておこう、という感じでしょうか。

▼新・世界七不思議の特集です!
マチュピチュ、チチェン・イツァ、ぺトラ
新・世界七不思議へ行く!
http://www.kodai-iseki.com/travel/tokushu/7wonders/

2007年7月7日土曜日

★アンデスの大貫先生の講演会

アンデス文明研究会の特別講座として行われた、「アンデスの黄金―クントゥル・ワシの神殿発掘記」の大貫良夫先生の講演会に行ってきました。ペルーのクントゥル・ワシという遺跡を発掘して黄金製品を発見、遺跡のある村に博物館まで建ててしまった、とっても有名な先生です。

先生のこれまでの発掘歴を振り返りながら、初期のアンデス文明の歴史を見ていったのですが、そこでふと思ったのは、アンデスには紀元前3000年ごろからピラミッドがあって(エジプトより古い!)、アンデスの最後の大帝国インカ帝国が滅びたのが16世紀ですから、ざっと計算しても、アンデス文明って4500年もの歴史がある?!(紀元前に滅びてしまったエジプトはもちろん、中国の幻の初代王朝「夏」が紀元前2000年ごろのものだとすると、現在まで続く「中国文明」より古い?!)

地域ごと、時代ごとにいろいろな国があったようですが、ジャガーや蛇を神聖視したり、トウモロコシで神酒をつくったり儀式にコカを使ったりといったところは共通していたみたいです。

「マチュピチュ」とか「ナスカの地上絵」くらいしか知られてないアンデス文明ですが、実は人類の重大な歴史の一部だったんですねえ…。

2007年7月5日木曜日

★世界遺産ミステリーWalkingガイド発売!

構想3年!制作期間半年?!ついに新刊「世界遺産ミステリーWalkingガイド」が発売の運びとなりました。古代遺跡とミステリーに造詣の深い羽仁礼さんが執筆、現在Amazon.co.jpで発売中、書店にも来週あたりから並ぶ予定です。
「世界遺産」というとどうしても、立派な歴史や壮大な建築物が思い浮かびますが、神話とか伝説とか魔術とか、ちょっと怪しい、でもおもしろくって読まずにはいられない不思議なエピソードってありますよね。この本は、実際に世界遺産を訪れたとき、どこの部分がどんな言い伝えと結びついているのか、ちゃんとわかるようにしたガイドブックです。

これまで作ってきたのは、「エジプト」「イギリス」という局地的なガイドブックだったので、今回「地中海・ヨーロッパ・西アジア」とグーンとエリアが広がり、時代も5000年前のマルタの巨石神殿からルネッサンスやゴシックの建築と思いっきり延びて、だいぶ脳が酷使されました(笑)。

その一方で、「エジプト文明の長さって異様だな」とか「ローマの後のイスラムって、やっぱり存在大きい」とか、いろんなことをひろーく考えられるようになったような気もします。

皆さんもぜひ、目の保養、脳のトレーニング(?)のためにご覧になってみてください!

世界遺産ミステリーWalkingガイド

★「古代遺跡な旅デスク」オープン!

「古代遺跡な旅デスク」がオープンしました!
今はエジプト行きの航空券やエジプト現地手配などを扱っていますが、これからいろいろな地域に広げていきたいと思っていますので、どうかよろしくお願いします。

エジプト行きの便では、今、カタール航空に注目していたんですが。関空発ですが、東京からも羽田発で行けるし、途中カタールのドーハに寄れるのが魅力的。ほぼ毎日のように便があるし、ルクソールに直接入ることもできるし。しかも安い…!とくれば、混んでいないはずはなく、もう今から9月末くらいまでかなり一杯。カタール航空を利用するなら、早めに動いたほうがよさそうですね。

夏のエジプト旅行は暑さとの闘い!で、特にルクソールやアブシンベルあたりの南のほうは厳しいかも。カイロ周辺のピラミッド10個制覇という企画をご紹介しましたが、やっぱりカイロ周辺のほうが断然行動しやすいと思います(でもやっぱり暑いですが…)。

古代遺跡な旅デスク
http://www.kodai-iseki.com/travel

2007年7月3日火曜日

★NHKスペシャル「インカ・マヤ・アステカ」スタート!

7月1日の日曜日に、ついにNHKスペシャル「インカ・マヤ・アステカ」がスタートしました!インカといえばこれまでスペインの征服と最後の皇帝アタワルパといったあたりに焦点が当たることが多かったかと思うのですが、今回「ミイラ」一色で来たところが、なかなか新鮮でした(確かにインカ、ミイラだらけですものね…)

ミイラを家において食べ物を与えて…なんて聞くと一瞬ぎょっとしますが、日本でやっている「陰膳」って、ちょっと似ている?確かに、死んじゃったらもうその次の日からまったく存在しない人、というのではなく、今もどこかにいるような感じがするっていうのは、人間にとって自然な感覚のような気がしますよね。

太陽神殿とかマチュピチュと思われる遺跡のイラストとの合成もおもしろかったのではないかと。日本人としては、石造りの建物にわらで屋根をふく、なんて、いったいどうやって?!と思うのですが、再現映像で見たら、どんな感じかよくわかりましたね。

2007年6月29日金曜日

★ハトシェプスト女王のミイラ特番、9/23(日)に放送!

ザヒ・ハワス博士のハトシェプストのミイラ特定は、ディスカバリー・チャンネルのスポンサー企画だったんですね。
日本でももうさっそく、放送日が発表されました!

「今甦るハトシェプスト女王のミイラ」
9月23日(日)午後7時~9時
http://japan.discovery.com/news/

ネフェルティティのミイラに続き、快挙ですね…!

2007年6月28日木曜日

★ヘロデ王の墓を見つけたエリック・マイヤーズ博士の講演会

"ヘロデ王の墓の発見者"エリック・マイヤーズ博士の講演会がありました。アメリカ、デューク大学教授とのことですが、なんと100年以上もの歴史があるAmerican Schools of Oriental Researchの会長でもあるそうです。

今回はイエスが育った村ナザレの近くにあるセフォリスという遺跡についてのお話でした。ベルシャからヘレニズム、ユダヤ、ローマ、ビザンチン~オスマン帝国にいたるまで30層もの史跡があるそうで、さすが古代の大都会、パレスチナです。

博士は聖書や古代ユダヤの専門家だそうですが、お話を聞いていて、ふと思ったことがあります。キリストが生まれたときに国中の赤ん坊を殺させたヘロデ大王は、あちこちに宮殿を建てさせていた歴史上よく知られた王で、その息子でサロメに洗礼者ヨハネを殺させたヘロデ・アンティパスも、ローマの支配を許した歴史上のキーパーソンなわけですが、肝心の新約聖書の主役(?)であるイエスは、聖書を除くといったいいつどこでどうやって生きていたかまるでわからないのです!

だから、「ヘロデ王」とか「ヘロデ・アンティパス」の話はごく一般的な歴史の話の流れで言えるわけですが、「イエス」って言うと急になんだか神話か伝説か、聖書考古学の世界の話になってしまうんですね。

ちょうどディスカバリー・チャンネルの「キリストの棺」が本になりましたが、「歴史上のキリスト」のことがもっとわかると、おもしろいんですが。

2007年6月27日水曜日

★ハトシェプストのミイラを特定!

ザヒ・ハワスさん、やってくれましたね!ハトシェプストのミイラを特定してしまうとは…!
ハトシェプストの所持品である箱に残されていた歯と、ミイラのDNAが一致したためとのことで、これはかなり高い確率で、ハトシェプストのものだと認められそうですよね。

以前にアメリカから返還されたラムセス1世の(ものらしき)ミイラは、結局ルクソール博物館に収められましたが、ハトシェプストは今度カイロに新しくできるグランド・ミュージアムの目玉展示物になるんでしょうか。エジプトに行く楽しみが、またひとつ増えそうですね!

Yahoo!のニュースがこちらに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070627-00000123-mai-int

2007年6月25日月曜日

★世界遺産ミステリーWalkingガイド完成!

サイクルズ・カンパニーの新しい本「世界遺産ミステリーWalkingガイド」が、いよいよ来週発売になります!
これまで「エジプト遺跡Walkingガイド」「イギリス博物館Walkingガイド」と出してきて、第3弾は地中海、ヨーロッパ、西アジアの世界遺産のガイドになりました。

ピラミッドではロボットカメラで未発見の部屋の探索をしているとか、トルコのカッパドキアが実は古代の核シェルターだった?!とか、普通の世界遺産の本では取り上げないようなちょっと怪しい「ミステリー」をご紹介している本です。

遺跡を歩くときは、「○○年に××が建てました」という話よりも、こういう一風変わった話のほうが、ずっとおもしろくてためになったりするんですよね。

著者は「超常現象大事典」などを書いている羽仁礼さん。すごく客観的に書いてくれているので、普段こういう話に触れない人でも、まったく抵抗なく読めるはず。
ホームページ「古代遺跡な日々」ほか、Amazon.co.jpなどで予約受付中です!

世界遺産ミステリーWalkingガイド

2007年6月21日木曜日

★ハトシェプストのミイラがついに見つかる?

ピラミッドの中の新しい部屋とかクレオパトラの墓とか、いつもホットな話題を提供してくれる、エジプト考古局最高評議会のザヒ・ハワス長官。ふしぎ発見など日本のテレビにもよく登場するので、なんとなく親しみがわいてしまいますが、実はエジプトの考古学界で一番エライ人です。

そのザヒ博士が、またまたやってくれました。ハトシェプストのミイラが見つかるかもしれないというのです。ハトシェプストといえば、古代エジプト王朝の中で数少ない女性ファラオの一人。国に勢いがあったという点では、クレオパトラよりすごいのではないでしょうか。

ザヒ博士たちは今、膨大な数のミイラをせっせとCTスキャンにかけるというプロジェクトにかかっていてい、その中に、これまで特定されていないハトシェプストのミイラも含まれているというのです! 前にツタンカーメンのミイラのCTスキャンをやって頭部の復元像が作られましたから、今度はハトシェプストの復顔なんてできたら、おもしろいですね!

2007年6月18日月曜日

★ロストバゲージの少ないトルコ航空

ヨーロッパの航空会社を対象に調査したところ、旅行者1000人あたりのロストバゲージ(飛行機に預けた荷物がどこかに行ってしまうこと)が一番少ない航空会社は、エア・マルタ。2位はトルコ航空なんですって。
エア・マルタはマルタ共和国の航空会社で、ヨーロッパ方面からマルタに行く人は、使うことがあるかも。トルコ航空は、日本とイスタンブールを直行便で結んでいますね。トルコ人の以外に几帳面な性格が反映されているのかも?

一番成績が悪いのは、英国航空やルフトハンザなんだけど、英国航空の場合、1000人あたりにつき23個、つまり43人に1人は、ロストバゲージしてるってこと?(ちなみに一番成績のよいエア・マルタでも、227人に1人は被害にあっている)

でも、なくなった荷物が出てこない可能性は0.05パーセント未満。つまり、なくなったまま出てこないということはほぼない、ということなので、ここは少々我慢といったところでしょうか。

2007年6月16日土曜日

★アンデス文明研究会の会報「チャスキ」

アンデス文明研究会の会報「チャスキ」の新しい号ができました。
日本の考古学者や研究会員の方々が寄稿している、日本で唯一の「アンデス・マヤ文明専門誌」です。

なので、テレビの「世界・ふしぎ発見!」にも登場したホンジュラス、コパン遺跡の中村誠一先生、ペルーに博物館を建ててしまったこの世界の第一人者大貫良夫先生など、実はとっても豪華な顔ぶれになっています。

中村誠一先生はグアテマラのティカル国立公園の話を書いています。世界遺産になっていて、誰もがよく知っているはずのこの公園、なんとジャングルをかきわけて行くと、日ごろ人が訪れることのない遺跡が眠っているんですって! 先生は一度四輪駆動で道なき道をゆき、翌年は前に行った道をたどれば行けるだろうと思ったら、なんとジャングルの茂みは1年の間に元通りに…! 

ティカルの知られざる遺跡なんて、なんだか興味深いですが、ちょっと行くのは難しそうですねえ…。

アンデス文明研究会 http://www.h6.dion.ne.jp/~andes/

マヤ文明に挑む―マヤ考古学者中村誠一― http://www32.ocn.ne.jp/~maya_copan/
なんと先生ご自身でサイトを作っていらっしゃるとか。先生、ちょっとスゴすぎます…。

2007年6月12日火曜日

★飛騨高山で古代エジプト展

飛騨高山の光記念館で、古代エジプト展をやっているそうです…!
光記念館といえば、建物がマヤの神殿の形をしたそれは見事な博物館で、これまでマヤ、アンデスの展示をしているところ、というイメージが強かったかと思うのですが、今回はエジプト!
展示品は国内にある作品が多いようですが、東京国立博物館にセクメト像があったなんて、全然気づいてませんでした…!

東京方面からはちょっと遠い、のがつらいところなんですが(名古屋から電車でさらに2時間)、とにかく一度は行ってみたい博物館!だし、周辺の飛騨高山の観光もできるしで、この夏休みに遊びに行ってみるのもよいのでは…と思います。

2007/6/1(金)~9/17(月)
光記念館(岐阜県高山市)

2007年6月7日木曜日

★映画「アポカリプト」の特集をアップ

ホームページ「古代遺跡な日々」に、映画「アポカリプト」の特集をアップしました!
http://www.kodai-iseki.com/apocalypto/
考古学者たちがこの映画についてどう考えているかちょっと調べてみたのですが、なんだか批判的な声ばかりですね。
ごくごく一般人としては、「中南米の先住民の人たちが役者として出演しているんだから、どこかマヤらしいところがあるのでは…」なんて思ってしまうのですが、専門家たちは「まるで違う!」「歴史を裏切っている!」とか、結構キビシイ意見。

メル・ギブソンの映画だから、やっぱり血だらけ場面がいけないんでしょうか。

マヤに興味があって、普段から自分で本を読んだりしている人にとっては、自分の知識と映画を比べてみるおもしろさがあると思うんですよね。でも、特に古代文明に興味のない人が、話題作だからというので見に行ってみて、血だらけシーンを見て「そうか、マヤってああいうところだったのか」と思ってしまうのは、やっぱりイヤかも…ですね。

2007年6月3日日曜日

★ルクソールを自転車で行くときは…

昨日のNHK世界遺産の「エジプト」後編では、ルクソールの王家の谷へ行くのに、レポーターの方が珍しく自転車を使っていましたね。東岸から西岸に行くのにはローカルの船を使っていましたが、あのローカル船もなかなかいいんですよね。ナイル川を船でのーんびり渡る感じが、なんともルクソールらしくって。

今では東岸から西岸に行くのに、街の中心部からかなり離れたところにある橋を使って、車で行くことが多いんですが、ローカル船&自転車の組み合わせもかなりオススメ。ただし…!夏、というか5、6月くらいから9月くらいまでは、まずやめたほうがブナン。何しろ、ルクソールって暑いんです…。普通に歩いているだけでも暑くて息が切れるぐらいなのに、ましてや自転車に乗るなんて!(ハードな肉体訓練にチャレンジしたいという人は別ですが)

ナイル川近辺はまだいいほうで、王家の谷はやっぱり砂漠の岩山の中ですから、もう暑さが尋常ではないというか、「本来人間が足を踏み入れるべきではないところに、わざわざ来ている」ということをヒシヒシと感じさせられます。

今回の番組は、アブ・シンベルの2月の御来光(朝日が神殿の中の神像を照らす日)に行っていましたから、ルクソールもきっとそれに近い日に行ったんですね。ルクソールとかアブ・シンベルのような南の街に行くには、一番いい時期ですね、きっと。

2007年5月31日木曜日

★アクロポリス博物館お引っ越し?!

以前からメルマガなどでお伝えしてきましたが、ギリシャのアクロポリスのふもとで新しい博物館を建設中で、今パルテノン神殿の近くにある博物館の展示品はすべてそちらに移ることになりますが、ついにそのお引っ越しが、9月に行われることが決まったそうです。

新博物館は、そもそも今年中にはオープンすることになっていたはずなのですが、またしても(?)予定が延びて、現在の開館予定は、2008年はじめ。ガラス張りの立派な建物で館内からパルテノン神殿も眺められるとのことで、完成が何とも楽しみなのですが、問題は引越し期間中、エレクテイオンのカリアティドとかパルテノンフリーズとか、とっても大事な彫刻が見れなくなってしまうこと! 予定では今年7月から旧博物館は閉めてしまうとのことで、ということは、夏休み期間中も見れない?

新しい博物館はぜひとも行きたい!でも、「行ったけどまだ開いてなくて、旧博物館はなくなってた」では困るし…。今年後半から来年初めにかけて、何とも微妙な状況になってますね。

関連ブログはこちらに:
http://www.kodai-iseki.com/mail/vol187.html

2007年5月26日土曜日

★アトランティスは実はスペインに?

ビッグコミックオリジナルの「イリヤッド」、いよいよ佳境に入ってきましたね。
これは、日本の元考古学者がアトランィテス文明の場所を探すというマンガで、タイトルの「イリヤッド」はホメロスの「イーリアス」を英語風に言ったものです(ちなみに「ホメロス」は英語では「ホーマー」になってしまいます…)。

調査の過程でマヤ遺跡とか始皇帝陵とかいろいろなところに行っていましたが、最終的にはスペインに落ち着きそうで、ちょっとビックリです。確かにアトランティスは地中海周辺にあったんだろうなあ…という感じはありますが、その場所が現代の自然公園とは…!

ちなみに、ドニャーナ国立自然公園がアトランティスの跡地だというのは、ギリシャの学者さんが何年か前に言い出したことで、衛星から見るとプラトンの記述にそっくりの建造物らしきものが見えるそうなんですが、何しろ自然保護区域なもので、発掘とか行われてないわけです(ということは、ここが本当にアトランティスの跡だったら、永久に発見されないまま…?)

ドニャーナの遺跡らしきものの写真はこちらのBBC NEWSのサイトにあるので、ぜひ一度チェックしてみてください!

http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/3766863.stm

2007年5月23日水曜日

★古代オリエント博物館へ…!

東京・東池袋にあるうちのオフィスで、最大の自慢(?)は、1Fに西友があること(笑)と、隣のサンシャインシティに、「古代オリエント博物館」があることです。

日本ではやはり、「何千年前」という古さの海外の遺物にお目にかかれる機会はそうそうないのですが、ここには古代エジプトのレリーフとか、イランのこぶ牛とか、結構すごいものがそろっています。
私が個人的に好きなのは目玉がギョロっとした古代シリアの人形で、オリエント博というと、なんとなくあれを思い出します。

常連というほどでもないのですが、初めて会員になったのはもう15、6年も前。当時は肩身が狭いくらい「若者」だったのですが、いつの間にか、古代ものの中心年齢層であるミドルエイジの仲間入り?
月に1回程度、会員向けの講演会をやっていて、あれに全部行けていたら、今頃もっと詳しくなれていたのに…と、しょっちゅう思っています。

今は7/1まで、「Archaic Smile ほほえみの考古学展」をやっていますので、よかったら足を運んでみてください!
http://www.sa.il24.net/~aom/

★スパルタvsペルシャのハリウッド映画「300」公開!

紀元前5世紀のスパルタとペルシャの戦い(テルモピュライの戦い)を描いて思いがけず大ヒット!ハリウッド映画「300」(スリーハンドレッド)が、いよいよ日本でも6月9日(土)から公開されることになりました。

ペルシャ側をひどく野蛮な民族のように描き、イラン政府から抗議を受けているという、いわくつきの作品。しかも人間の首が飛ぶなど暴力描写が凄惨で、アメリカではR指定になっていたとか。同じ歴史もので「グラディエーター」や「パッション」もだいぶ血が飛んでましたが、あれよりすさまじいとなるとちょっとひるんでしまいますね。

でも、主役はスパルタの英雄レオニダスだそうで、たとえ映画の中でも、レオニダスが歩いたりしゃべったりしているところってちょっと見てみたいような気がするし、古代遺跡な日々を送っている立場としては、何としても行くしかない?!

同時期に公開の「アポカリプト」もやっぱり血だらけなようですし、この時期はちょっと覚悟がいりそうですね。

映画「300」日本公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/300/

2007年5月19日土曜日

★「世界・ふしぎ発見!」がチチカカ湖へ!

TBSの「世界・ふしぎ発見!」がペルーのチチカカ湖に行っていました。湖畔に神殿があるとは聞いていましたが、湖底にも眠っているんですね。湖底の中の大きな石積みを見て、沖縄の海底遺跡を思い出してしまいました(きっと同じことを思った人は多いはず!)。
チチカカ湖の「太陽の島」は、初代インカ皇帝が妹とともに湖から現れて降り立った…とされる場所。「ここから文明が始まった」と思わせる何かがあるのでしょうね。

湖底に沈んだ遺跡に住んでいた人が移り住んだ場所として、ボリビアのティワナク遺跡が出てきていました。ティワナクは昔はチチカカ湖畔にあったらしいんですが、地形が変わって、今ではティワナクからはチチカカ湖は影も形も見えないんですよね。う~ん、ちょっと残念です!

世界・ふしぎ発見!
天空のミステリー ティティカカ湖に封印された古代遺跡の謎!

2007年5月18日金曜日

★映画「アポカリプト」6月16日から全国公開

監督メル・ギブソンが、中米のマヤ世界を描いて話題になった映画「アポカリプト」が、ついに日本で公開!6月9日先行上映、6月16日から全国ロードショーとのことです。
キリストの最後の12時間を描いた「パッション」で、鞭打ちとかく釘打ちとか、かなり生々しい描写をしていたギブソン。今回も血や暴力がいっぱい!で、マヤ学者からはかなりひんしゅくをかっているようですが…。
ただ、役者さんたちが実際に中南米の先住民の血を引く人たちで、中にはマヤの人もいるというので、そのあたりの雰囲気づくりに期待したいものです。

映画「アポカリプト」http://www.apocalypto.jp/
映画「パッション」の特集http://www.kodai-iseki.com/passion/

★王家の谷にビジターセンター

エジプト、ルクソールの王家の谷に、昨年新しく「ビジターセンター」がオープンしています。以前もお茶を飲んだりおみやげを買ったりするレストハウスがあったのですが、ツタンカーメン関連の展示を見たりと、もっと本格的な施設になっているよう。砂漠の中の遺跡や神殿を観光する日には、ちょっとひと息つける場所になりそうですね。