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会場を囲む大屋根リング |
大阪・夢洲で開催中の「EXPO2025大阪・関西万博」に行ってきました。エジプト、UAE、カタールなどアラブの国のブースも充実、これを機会にアラブの国々の魅力に気づく人も多いのでは。人気のブースのいくつかをご紹介します。
●カタールパビリオンは隈研吾の「ダウ船」
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深海の中にいるイメージ |
カタールのパビリオンは、なんと「海」がテーマ。砂漠のイメージが強い国ですが、三方を海で囲まれている立地を生かし、海岸線と国の発展の関係を紹介しています。平日でも行列ができる人気の展示。涼しげですね~。
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隈研吾建築都市設計事務所がデザイン |
木の外壁で囲まれていて、なんだか親しみやすい感じ。実は人気の隈研吾氏デザインです。全体的に、海を渡るダウ船をイメージしたのだとか。建物を見るためだけにでも、このパビリオンを訪れる価値がありますね。
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カタール女性が着るアバヤ |
民族衣装や伝統工芸品の展示も。販売品もありましたが、ちょっと高い?カタール航空で中東に旅行するときに買ったほうがいいかも、という感じではあります。
●UAEパビリオンはナツメヤシの木の林
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ナツメヤシの木が林立。大きい! |
カタールパビリオンのお隣、UAEパビリオンはナツメヤシの木が並んでいるイメージ。すーっと入ってすーっと通り抜けられる、並ばなくて済むパビリオンです(でも、併設のレストランに行列…)。
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伝統的なポットと香立て |
林の中を歩いていると、ふわーっと甘い香りが。中でもくもくと乳香を焚いています。アラビア半島では一般的ですが、日本ではちょっと珍しいもの。香りを実際に体験してみるチャンスです!
●エジプト、そしてキラキラのアルジェリアへ
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さすが人気のエジプト館 |
エジプトは今回はちょっと地味めの作りですが、なんと扉が閉まっています。休み時間?それでも入口に長蛇の列が。さすがエジプト、人気ありますねー。
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アルジェリア館入口 |
アルジェリアのパビリオンのテーマは「光輝」。外壁がキラキラのモザイクで、遠くからでもひときわ目を引くかわいらしさです。
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なんと240年前の石器 |
人類の作った道具としては最古のものに匹敵する、アイン・ブーシェリの240万年前の石器を持ってきちゃってました。アルジェリアは約8,000年前?というタッシリ・ナジェールの岩絵とか広大な古代ローマ遺跡とか、とにかくスゴイものがあります。
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アルジェリアから来たイクラム君 |
アラブ人はここでも陽気だった…!ボランティアのイクラム君は、アルジェリアの魅力を来場者に英語でアピール。「めっちゃ好きジャパン!」と日本語も覚えてました。今後のアルジェリア、期待できそうです!
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ドローンで実現させる光のショー |
日が暮れると、ドローンで夜空に光の絵を描き出すショーが始まります。最後にはOne World, One Planetの文字が。万博、平和を願うイベントなんですよね。
世界各地の食べ物を味わうこともでき、ちょっと旅行した気分になれる万博。これからの時期は日中の混雑&暑さが予想され、夕方5時以降から入れる「夜間券」がお勧めです。10月13日まで開催中!
古代遺跡な旅デスク がレポートしました