イスラム教の国には「イード・アル・アドハー(犠牲祭)」という祭日があり、今年は12月8日(月)から10日(水)の3日間がお休みとなることが多いようです。
これは、イスラム教徒がサウジアラビアのメッカへ巡礼に訪れる期間。
巡礼に参加していなくても、世界中のムスリムが同様にこの日を祝います。
この祭日の由来は、こうです。
預言者アブラハムの信仰心を試すため、神は息子イスマイルを犠牲に捧げるように伝えました。
アブラハムがそれに応じようとすると、神はその信仰心を称え、替わりに子羊(動物とも言われる)を犠牲に捧げるよう告げたのです。
これにならって、現代ではヒツジを神に捧げると同時に、親戚や友人が集まって、一緒にお祝いの食卓を囲みます。
イスラム教の祭日はイスラム暦に沿って行われるので、西暦からすると毎年時期が変わります。
今年は、8日(月)を中心にお祝いがあり、7日(日)の日没から8日(月)の日没にかけて、ドバイのあるアラブ首長国連邦では、アルコール類の提供が禁止されるほか、ベリーダンス等のショーも中止。ドバイの観光関連施設は通常通り開館の予定ですが、サウジアラビア、クウェート、カタール、オマーン、バーレーン等のイスラム教諸国では、一部観光施設も休館になります。
エジプトやトルコでは、遺跡や神殿、博物館の観光には影響はありませんが、地元の人たちが里帰りをするので、交通機関が混む可能性があります。この期間にご旅行する方は注意してくださいね…!
presented by 古代遺跡な旅
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