ラマダンなどエジプトの祝祭日の多くはイスラムに基づくものですが、なんと古代エジプトから続いているものもあります。
それが、シャンム・エル・ナシーム(春香祭)と呼ばれる春のお祝いです。
コプト教のイースターの後の最初の月曜日にあたり、毎年日本のゴールデンウィークの近く、今年は4月20日でした。
玉ねぎ、塩漬けの魚、卵、レタス、豆を食べるあたり、きっと古代から一緒なのでしょうか。玉ねぎをお祝いに食べるというのはなんと第6王朝(4000年以上前!)から続いているそうで、そのことについて書かれたパピルスも残っているそうです。
その昔、ファラオの一人息子である王子が病に倒れ、「悪霊の仕業」と診断されました。神官たちは春の玉ねぎを王子の頭の下に敷き、さらにスライスしたものを鼻の上に載せたとか。すると、王子は見事に元気を取り戻したのです。
それ以来、魔除けのために春に玉ねぎを食べるのが習慣になり、また家の玄関に玉ねぎを吊るすようになったそうです。
エジプトの玉ねぎとは日本の青ネギのようなもので、例えばこちらに写真があります。
http://foodiefarmgirl.blogspot.com/2008/06/wanted-your-favorite-recipes-ways-to.html
presented by 古代遺跡な旅
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