2020年の開館が待たれる、ギザのピラミッド近くの大エジプト博物館(Grand Egyptian Museum)。エジプトでは今、次々と新しいことが起こっています!エジプト観光は、これから大きく変わるかもしれません。最新のニュースをお知らせします。
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大エジプト博物館エントランスのラムセス2世像 |
収蔵点数10万点、東京ドーム10個分の敷地。完成すれば"世界最大の博物館”となる、大エジプト博物館。その構想が発表されてからもう17年。建物がほぼ完成に近づき、ようやく2020年の年末またはそれ以降の開館が現実のものとなっています!
カイロのラムセス駅前にあった巨大なラムセス2世像はすでにこの大博物館エントランスに設置され、訪問客をまっさきに出迎えることになっています。現在タハリールのエジプト考古学博物館(Egyptian Museum)にあるツタンカーメンの遺物も続々と修復に回され、やがて大エジプト博物館内のツタンカーメン特別室に展示されることになっています。
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レストランやホテルも設置される予定の、大エジプト博物館建物
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日本が大半を出資、博物館の壁には「大エジプト博物館」という日本語が |
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この博物館が完成すると、ギザのピラミッド、スフィンクス、博物館とすべてギザで観光することが可能です。ピラミッドのエリアは現在、徒歩か車で回ることになっていますが、近い将来、観光客が巡回するためのバスが場内を走り始める予定。ピラミッド観光が大きく変わります!
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ダハシュールの屈折ピラミッド |
最近またエジプトから大きなニュースが飛び込んできました。50年以上閉鎖されたままだったダハシュールの屈折ピラミッドの内部公開が始まったのです!途中で傾斜が変わるピラミッドの内部、どのようになっているのか見てみたいですよね!
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見学者用に階段が設置されている |
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内部はかなり急。かがんで歩く必要が |
重量を分散させるための持ち送り構造など興味深いものが見られますが、急な階段を昇っていく必要があり、体力が必要。今のところ、ダハシュールの入場券で、ピラミッド内部にも入れます。撮影をする場合はカメラチケットが1人300ポンド(スマートフォンは無料)。ちなみに、同じダハシュールにある赤ピラミッドも入場可能ですが、両方入場する場合は、時間に余裕を持たせたほうがよさそうです!(★
メンフィス・サッカラ・ダハシュール観光)
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ラフーンのピラミッド |
実は、ファイユームにあるセンウセルト2世が建てた「ラフーンのピラミッド」も、内部公開が始まっていました!こちらは初公開です。紀元前19世紀の中王国時代、石ではなく泥れんがでピラミッドを造るようになった時代のものです。
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玄室へ向かう通路 |
ところで、大エジプト博物館ができると、今カイロのタハリール広場にあるエジプト考古学博物館はどうなってしまうの?と気になるところですが、タニスのプスセンネス1世黄金マスクなどが残り、依然としてぜひ行っておきたい博物館となりそうです。
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有名な貴族の遺物などもタハリールのエジプト考古学博物館に
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現在タハリールのエジプト考古学博物館にある「ミイラ室」のラムセス2世、セティ1世らのミイラは、エジプト文明博物館(National Museum of Egyptian Civilization)に移される予定。こちらはフスタートと呼ばれるエリアにあり、オールドカイロの教会などど一緒に見学するとよさそうです(★
オールドカイロ半日観光)
エジプトはどんどん変わってきています。「ピラミッドならもう見た」という方も、ぜひもう一度新しいエジプトを訪れてみてください!
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