中東方面では9月1日からラマダンが始まることになりました。
ラマダンとはイスラム教の暦の「月」の名前で、この間は、夜明け前の食事から日没時の食事まで、食べたり飲んだりしてはいけない、ということになっています(子どもや病人はいいとか、いろいろ例外はあります)
エジプトやトルコ、シリア・ヨルダンは、観光で行く分にはあまり関係はないのですが、影響があるとしたら例えばこんなところでしょうか。
・日没時は皆家で食事をするので、夕方道路が混む
・働いている人がぼーっとして能率が悪くなる
・地元の人の行く食堂が、昼間は閉まっていたりする
遺跡や博物館では「ラマダン・タイム」を設けているところはほとんどないのですが、カイロのエジプト考古学博物館は、なぜかラマダン中は午後3時ごろ閉まります。
(そういえばルクソールの博物館で、夜の開館時間が遅れたことがありましたが、あれはラマダンのせいだったか普段からそうなのかは、定かではありません…)
逆によいところとしては、例えばこんなところです。
・ラマダンは基本的に「お祝い」なので、街が飾り付けをして華やかな感じになっている。
・夜は家族や友人と連れ立って出かけるので、街中がとてもにぎわう(屋台が出ていたりします)。
前にラマダンのときに夜ハーンハリーリへ行ったら、あまりにも人が多くて、レストランで席を確保するのが困難なくらいでした。もちろん、誰もお酒は飲まないんですが、ジュースとか紅茶・コーヒーで盛り上がるんです。なんとも不思議な光景でした。
presented by 古代遺跡な旅
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