2012年8月18日土曜日

★夏のラマダン中のモロッコ!旅行体験記をご紹介します!

ラマダン中のモロッコをご夫婦で旅行されたお客様からメッセージと写真をいただきました!
==========================================
先日、無事モロッコから帰ってきました。
とても楽しい旅になりました。
今回の旅行に関わっていただいたすべての方に感謝いたします。

今回の旅行で訪れたすべての場所が印象に残っておりますが、あえて印象が強かったところといえば、メルズーガの砂漠、フェズの旧市街の迷路のような道、トドラ渓谷とそこに向かう途中に見たオアシス、エッサウィラの大西洋と美しい砂浜、マラケシュのフナ広場の繁盛ぶりといったところです。いずれもモロッコの定番観光地だとは思いますが、とても印象に残りました。


エッサウィラの朝日

今回の旅行がトラブルもなく楽しいものになったのは、ドライバーのヨセフ氏のアラブ人とは思えない非常に細かい心配りがあったからです。ヨセフ氏は日程表に書いていないことも行ってくれました。
例えば、帰国前日のマラケシュは日程表ではフリーになっていましたが、彼は夜8時ごろわざわざホテルに電話してきて「今日がモロッコ最終日の夜だろう。もしよかったらマラケシュの夜を案内するから一緒に行かないか」と言ってきました。マラケシュの夜は、日程表にある通り6日目の夜にすでに案内してもらっていたにもかかわらずです。

私達は自分たちでバスに乗ってもう一度フナ広場にでも行こうかと言っていたので、彼の好意に甘えることにしました。そればかりか、彼は広場での食事の代金も私たちの分まで払い、スークでの買い物の手伝いもしてくれ、その上ホテルまで送ってくれました。そして最も驚いたのが、最後にお礼の意味でチップを渡そうとすると、彼は受け取らずそのまま自分のホテルに帰っていったことです。

[スタッフ注:ドライバーのサービスではなく、ラマダン中の朝食(朝食は日没後)に客人を招くという、イスラム的な習慣によるお誘いです]

私は他のアラブの国にも、今回と同じようにドライバーやガイドを頼んで旅行をしたことがあります。その中で、ガイドやドライバーにチップをもっとよこせと言われたことは何度もありますが、いらないと言われたのは本当に初めてです。彼の誠意に心を打たれました。

彼は日程表では「ガイドを用意していない」とある場合でも必ずついてきて、ラマダンのため閉まっているメクネスのムーレイ・イドリース廟の中を見れるように交渉してくれたり、暑い中アイト・ベン・ハッドゥの頂上まで一緒に登って案内してくれたりなど、さまざまなことをしてくれました。本当に感謝しています。


カスバ街道のオアシス

ヨセフ氏は、私が食べたいと言っていたベルベルピザも、私が何か言う前にメルズーガのホテルで手配してくれました。妻の嫌いなものがチキンというのも覚えていてくれて、私たちが肉料理を選ぶときは店にチキンを抜いてくれるよう頼んだりもしてくれました。本当に感謝しております。妻がモロッコに行く際に一番心配していたのは食事とトイレですが、そのいずれもヨセフ氏の配慮により旅行中は大きな問題になりませんでした。

[スタッフ注:食事の好みは事前にお知らせいただけましたら配慮いたします]

ただ、食事自体に問題はありませんでしたが、問題だったのはラマダンの影響による食事の時間です。ラマダンのため、夕食を取るのに非常に苦労しました。人々は日が暮れてからまず自分たちが朝食をとり、そのあと客向けにレストランを開けます。日本人が夕食を食べようかと思う7時ぐらいというのは、本当にレストランも一時的に閉店状態で、移動しようにもタクシーも街から消え、街のどこに人がいるのかという状況になります。それに気づいたのが旅行中盤だったので、事前に分かっていればと思いました。

今回の旅行は行く前は色々心配なことがたくさんありましたが、本当に行ってよかったです。
一点だけ、今回困ったというか改善していただきたい点があります。それはマラケシュ→エッサウィラの移動のバスです。このバスは予定ではドライバーの補助のもと私たちが買うこととなっていました。実際はヨセフ氏が気を利かせて「私が買っておくからあとで料金をくれればいいよ」ということになりました。これ自体は彼の好意ですし、何の問題もありません。しかし彼が手配してくれたバスは民営バスでした。日中の一番暑い時間の出発ということもあり、当日のマラケシュの出発時の気温は49度!!この気温で窓も開かない冷房もないバスで3時間缶詰になってエッサウィラに向かうのは地獄でした。手配をする場合はCTMかスープラトゥールにしてほしかったです。おそらくエッサウィラ行きのCTMのバスは、彼がチケットを手配しにバスターミナルに行った時点で満席だったのでしょう。

[スタッフ注:申し訳ございません、バスは時間や料金に変動が生じる可能性がございますことから、あいにく弊社では手配を行っておりません。現地でお客様のチケット購入のサポートするのみとなります。サポートの方法につきましては、今後検討させていただきます]
[ヨセフより:Sorry about the air conditioner. Usually they have it in the bus but if no one asks to turn on, the driver doesn't to save fuel and most moroccans don't care about air conditioners.エアコンの件は申し訳ありません。通常バスにはついていますが、誰もつけるように言わないと、運転手は節約のためつけなかったりします。モロッコ人はエアコンのことを気にしないことが多いので]


長く色々書きましたが、最後にヨセフ氏に伝えていただきたいことがあります。私たちの旅行を楽しいもの、思い出深いものにしてくれてありがとうということと、最終日、空港でお別れする際に、最終日分のチップを忘れ渡してしまったことについて、本当に申し訳ないと思っているということです。他の日は必ず渡していたのに、最終日だけ空港でバタバタしていたというのもあり、忘れました。あんなに良くしてもらったのに、チップを渡すのを忘れたことは申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

[スタッフ注:チップはお客様のご厚意におまかせしております。お心遣い深く感謝いたします]


メルズーガの砂漠

Message from Youssef ヨセフからのメッセージ

Thank you for your warm message. I'm glad to hear that you had a great time in Morocco.
I hope you'll be back to our country with your family and friends!
温かいメッセージをありがとうございます。モロッコ旅行をお楽しみいただけて幸いです。
ぜひまたご家族やお友達とご一緒においでください!


Youssef Khaouiti ヨセフ・カウィティ

今回のお客様はモロッコ:オーダーメイド個人旅行をご利用いただきました。
ドライバーのヨセフ・カウィティは主に長期の周遊型プランを担当しております。ヨセフ以外のものが担当させていただく場合もございます旨どうかご了承ください。

お問い合わせは古代遺跡な旅 モロッコ個人旅行へ!