2009年12月22日火曜日

★ペトラの入場料が変更になりました

ヨルダンに行ったら必ず押さえておきたい遺跡と言えば、何といっても「ペトラ」ですね。
そのペトラの入場料が、年明け1月1日から、21ヨルダンディナール(約2700円)から33ディナール(4,230円)へと値上げするそうです。ちょっとしたテーマパークなみですね。これはなんとしても1日ゆっくりペトラで過ごして、もとを取るしかありません…!

「前売り制度」というのは存在しないそうで、12月31日までにチケットを買った人も、1月1日になれば追加料金を取られることになります。この年末年始にヨルダンに行く方は、ぜひ12月31日までにペトラを訪問したいところですが、ただし皆同じことを考えるはずで、12月31日まではひどく混むに違いありません…。

なお、2010年11月1日からは50ヨルダンディナール(約6,400円)に値上げする予定もあるそうです。

エジプトのギザのピラミッドもかなりの値段ですが、それでもピラミッドエリア+クフ王入場で160エジプトポンド(約2,610円)なので、ヨルダンのペトラは「世界一入場料が高い遺跡」というありがたくない称号を得てしまうことになりそうですね。うーん、料金を決めているヨルダン政府がなんとか考え直してくれることを願うばかりです。

presented by 古代遺跡な旅

2009年12月12日土曜日

★吉村作治の新発見!エジプト展 池袋オリエント博物館でオープン

東京・池袋の古代オリエント博物館で、今日から「吉村作治の新発見!エジプト展」が始まりました。吉村先生らがダハシュール北の遺跡で発掘したものを展示するのが主な目的ですが、カイロ博物館からの出品で、オシリス神、イシス神、アヌビス神、バステト神像、カノポス、ミイラづくりの道具などがそろい、古代エジプトの世界観の基本がわかるよい展覧会になっていました。

特に説明板の充実ぶりとわかりやすさは画期的でした。エジプトファンらしき小学生の男の子たちも、結構興味をひかれるものがあったようです。

この説明板の10分の1でよいから、本家カイロの博物館にあってくれれば…! と思わざるを得ません。図録もなかなかよい内容です。吉村先生、太陽の船の復原、がんばってほしいですね!


「吉村作治の新発見!エジプト展」
古代オリエント博物館にて2010年2月7日(日)まで
http://www.egypt.co.jp/egypt-ten/

presented by 古代遺跡な旅

2009年12月11日金曜日

★アテネの新アクロポリス博物館入場料変更

今年、アクロポリスのすぐ近くに新しくオープンした「新アクロポリス博物館」。
すでに足を運んだ方も結構いるようですね。
開館からこれまで入場料はたったの1ユーロ(現在130円くらい)だったのですが、これはオープン記念の特別価格だったようで、2010年1月1日(金)からは5ユーロ(650円)になってしまいます。

年末年始にアテネに行く人は、料金が低い12月31日までに見学するのがおトク!…と言いたいところですが、逆に値上げ前はすごく混んでいて、1月1日からのほうが空いているかもしれず、なかなか選択が難しいところですね。

公式サイトはこちら:
http://www.theacropolismuseum.gr/
過去記事はこちら:
http://kodai-iseki.blogspot.com/2009/06/blog-post.html

presented by 古代遺跡な旅

2009年12月5日土曜日

★吉村作治先生トークショー開催!池袋が「エジプト」の街に

今日、東京・池袋にあるサンシャインシティで、吉村作治先生のトークショーが開かれました。
サンシャインは私たちのオフィスがあるビルのすぐ隣、ちょっと出かけてお話をうかがってきました。

会場となったサンシャインシティ地下1階噴水広場は、「アイドルの登竜門」(?!)と呼ばれ、普段、新人・若手のタレントがイベントを行うところなのですが、今日は吉村先生が登場とあって、いつもよりおじさま・おばさま方の姿が多め。先生は古代エジプトがどういうところだったのかということについて、いつもよりジョーク少なめに、熱心に語っていらっしゃいました(いよいよ太陽の船発掘が本格的に始まるとあって、気合いが入っているのでしょうか)



今回のトークショーは、同じサンシャインの中にある「オリエント博物館」で開催される「吉村作治の新発見!エジプト展 ~国立カイロ博物館所蔵品と」を記念したもの。親子・夫婦ミイラの木棺を公開するとあって話題になっているものです。

吉村作治の新発見!エジプト展 ~国立カイロ博物館所蔵品と
12月12日(土)~2010年2月7日(日)
http://www.egypt.co.jp/egypt-ten/

この後、12月12日(土)、20日(日)、23日(水・祝)、1月10日(日)、11日(月・祝)、23日(土)、24(日)と会場およびその近くでトークショーやサイン会が開催されます(吉村先生、すごい力入ってますね…!)
ぜひ展覧会にも足を運んでみましょう!

presented by 古代遺跡な旅

2009年12月1日火曜日

★エジプトやトルコではチップを払わないといけないの?

エジプトやトルコ、シリア・ヨルダンを旅行する方からは、「旅行代金はもう払っているのに、法外なチップを要求された!」というお話を聞くことがあります。

「チップは当然もらえるもの」と思っている人が多いのは確かですが、基本的にはサービスに対するお礼なので、サービスがよければそれなりの額を、よくなかった場合にはまったく渡さなくてよいものです。

ただし、これを当のエジプト人やトルコ人などに尋ねると、「やはりチップはあげるべきでしょう」という答えが返ってきます。
これらの国では日本に比べると貧富の差が大きく、100円、200円というお金を大切に数えて生活している人がたくさんいます。そこへ、日本から何十万円というお金を使って旅行しに来ている人が現れるわけですから、「この人たちは、1000円、2000円というお金を失っても、絶対に生活に困らないはず。それをもし今日ここで使ってくれたら、家族が何日も楽に暮らせるのに」と思ってしまったりするようです。実際、欧米の裕福な旅行者は、そういう考え方に共感することがあり、数千円のチップを気軽に出してしまったりします。

普段から値札の1円の単位まで見て買い物をしている日本人としては、なんとも納得のいかない話かもしれません。
私たちにとって1000円、2000円というお金が気軽に払えるものではないということを示すには、現地の人たちのサービスをしっかり監視して、払うべきところには払い、払わざるべきところには払わない、という態度を貫いていくしかないのかもしれませんね。

presented by 古代遺跡な旅

★トルコ国内のバスの手配について

「トルコ国内のバスの予約をお願いできませんか?」というお問い合わせを、よくいただきます。
飛行機のように、コンピューターで予約して、コンピューターで発券し、メールで控えを送るだけならば、それも可能です。
ところが、トルコのバスの場合、今のところ、予約は電話で可能なのですが、チケットを受け取るには出発地点のバスオフィスまで行くことになり、さらにそのチケットをお客様に届けるという仕事があります。
トルコのバスのチケットは長距離でも数千円という料金ですが、スタッフがバスのオフィスまで行ってチケットを買い、それをお客様へ届け…という手間をかけると、そのコストだけでバス代以上になってしまったりするのです…!

バスのチケットがもう少しコンピューター化されてくれるといいのですが、あいにく今のところ、バスチケットのみのご手配はお受けしないようにしています。トルコ国内の長距離バスのチケットは、5月から夏までのハイシーズン以外は、ほぼ当日その場で手に入ります。ハイシーズンでも、利用日を1~2日ずらせるだけの余裕を持って、前日購入するといった対策を取るといいでしょう。

1日もずらせない、きっちりした旅行をする方は、バス移動と観光を組み合わせてご利用ください。チケット入手にかかるコストは観光手配のコストに含まれるようになるので、自分でバスチケットを買って観光だけ頼む場合と、バスチケットと観光と両方頼む場合では、ほぼ料金が同じなのです。

presented by 古代遺跡な旅