2007年10月27日土曜日

発掘ボランティアとイスラエルの死海文書

少し前、イスラエルのクムランで、発掘ボランティアを募集しているということを耳にしました。
そこで思い出したのが、あの死海文書です。

死海文書とは、ユダヤ教とキリスト教の原点を示す古文書のようなものです。
紀元前の文書が発見されるというだけでも、驚くべきことなのに、死海文書が見つかったのはわずか60年前、しかも、見つけたのは羊飼いの少年だったそうです。

ある日、少年が羊を連れて死海付近を歩いているとき、一匹の羊が逃げ出してしまった。
追いかけようと入った洞窟の中で壺を見つけ、中を開けたら巻き物が入っていた。
少年はその巻き物を持って帰って、エルサレムの古物商屋に売ろうとしたところ、古物商屋が考古学者に
それを見せにいった。
すると、それが死海文書であるということがわかったのです!
まるで、アラビアン・ナイトのような話ですよね!

イスラエルはまだまだ発見されていない多くのものが眠っているといいます。
この発掘ボランティアに参加すれば、わたしにもこんなロマンティックなことが起きるのかな、なんて考えてしまいました。あのすさまじい暑さに耐えられればの話ですが…。(MI)

2007年10月22日月曜日

★インカ帝国最後の都ビルカバンバは今どこに?

アンデス文明研究会の講座に行って、ビルカバンバのお話を聞いてきました。
ビルカバンバといえば、伝説の「インカ帝国最後の都」、あのマチュピチュを発見したハイラム・ビンガムも、もとはといえば、ビルカバンバに眠る財宝を求めてアンデスを旅したという…。

ビンガムはマチュピチュがビルカバンバだと信じて疑わなかったんですが、スペイン人の記録とかに照らし合わせせると、どうも場所が違う…っていうことになっていたんですね。その後「まさにこここそビルカバンバ」と特定された場所を、ここのところ、ペルーの文化庁や日本の考古学者が調査していたそうなんです。

そんな大事な場所なら、さぞかし貴重なものがザクザク…なんて思ってしまいますが、実際はコレといったものが見つかっていないそうで、うーん、それなら皇帝の財宝はいったいどこへ?!

アンデスはまだまだ見つかっていないものがたくさんありそうで、これからが楽しみです!

2007年10月17日水曜日

★テンプル騎士団の使命は?!「聖なる遺骨」を読みました

「聖なる遺骨」という小説を読みました。
「ダ・ヴィンチ・コード」が「テンプル騎士団は、マグダラのマリアの○○○を守っていた」という話だったのに対し、これは「テンプル騎士団は、イエス・キリストの○○○を守っていた」という話です。

中東もののミステリー小説はたいていそうですが、現代の世相とうまくからめていて、これもエルサレムの嘆きの壁の近くの地下道を調査するという、実際の出来事をうまくヒントにしていました。

あの辺は、イスラム、ローマ、ユダヤ、もしくはその前と、いろんな歴史が交錯しているから、下手に掘り返して特定の宗教・宗派にとって聖なる地だということが証明されると、ほかのグループにとって不都合なんですね。

(ちなみに嘆きの壁がソロモンの神殿の一部、というのは歴史的事実として認められているのと思っていたのですが、実はそうでもないんだとか)

お話の中では、実は神殿の丘の地下から○○○が出てきて…となっているのですが、神殿の丘の下って、いかにも何か出てきそうですね。しかも、絶対に掘らせてくれなさそうなところが、ますます気になってしまう理由だったりして。

2007年10月6日土曜日

★10/30より関空・ルクソール便が飛びます!

エジプト航空は成田だけでなく関西国際空港からも飛んでいますが、10月30日(火)より、待望の関空発ルクソール直行便が再開します。

関空・カイロ間 火金日
関空発14:45 カイロ着21:20

関空・ルクソール間 火金
関空発14:10 ルクソール着21:30

カイロ・関空間 月木土
カイロ発18:45 関空着13:15+1

*帰りはルクソール・関空間の便はありません。

こうして見ると、関空からは週に5便、エジプト航空が飛んでいるんですね。すごいですね。
エミレーツ航空やカタール航空も関空発ですし、今やエジプトへ行くには成田より関空が便利?!
エミレーツやカタールの便には一応、羽田からの便が接続していますが、羽田発がもっと活用できるようになるといいですね…!