2018年10月28日日曜日

ベトナム・ホイアン散策(3)~市場でお買い物&ランタン見物

ベトナム・ホイアンからお送りするブログの第3弾。市場で絹製品を見て、ランタン見物に出かけましょう!

カラフルなシルクの生地
ホイアン市場の隣に、布市場があります。布の種類がたくさんあり、主にシルクがそろっています。ホイアンは絹の取引で16世紀から繁栄し、今でも繊維産業が盛んなのです。

ここで生地を選び、オーダーメイドで服を作ってもらうことができます。市場の生地の専門店でも旧市街のショップでも、その場で店員さんに採寸してもらい、アオザイやスーツなど自分が欲しいデザインの通りに服を作ってもらうことができます。時間は3~4時間くらい。その速さとワザの見事さがホイアンの特徴。世界的にも評価が高く、イギリスの旅行雑誌でも紹介されています。

その場でアオザイやスーツを作ってくれます
店員さんは皆親切、一枚でも気軽に購入できます。単なる見学のみでも遠慮しないでくださいね。市場で生地を買って、よその仕立て屋さんに持ち込むのでも大丈夫です。

ランタンもシルクで作れます
ちなみに、ホイアンのランタンが布やシルクで作られています。職人が接着剤を竹の板に丁寧に塗って、4枚に切断したハレギを貼り付けます。


地元の人はあちこちカルフルなランタンを飾り、夕方になるとろうそくに火を灯し、ホイアンは幻想的な町に変身します。毎月、満月のときにランタン祭りが行われていると言われていますが、祭りではないときも楽しめますのでご安心ください。

アクティビティが好きな方ならランタン作り体験、ベトナム料理教室、レンタサイクル、カゴのような舟に乗って川下りなども面白いかもしれません。

町の散策に疲れたら、カフェに寄って本格的なベトナムコーヒーはいかがでしょうか。

旧市街で人気のFaifo(ファイフォ)カフェ
Faio(ファイフォ)カフェは、旧市街で人気のお店。ホイアンはもともと西洋人にFaifoという名前で呼ばれていました。お店は落ち着いた雰囲気で、コーヒー豆の香りが漂っていてすごく気持ちがいいです。

ベトナム式コーヒー
ベトナムのコーヒーの飲み方をご紹介しましょう。グラスの上にアルミのドリップポットを置き、コーヒーの粉とお湯を入れます。このドリップが終わるまで時間がかかりますが、お店のテラスからホイアンの町並みを眺めていれば、きっと飽きないはずです。

カフェから眺めるホイアンの町並み
ドリップが終わったら、ブラック派なら氷を適当に入れて飲みます。甘口の方なら、グラスに最初に少し練乳を入れ、その上からドリップします。コーヒーと練乳がだんだん混じり、コーヒーの味もしっかりと楽しむことができます。

ホイアンといえば、ランタン祭りを思い浮かべる方が多いかもしれません。ですが、普通の日でもあちこちにランタンがぶら下がっています。



街中のランタン
夕方の5時ごろからライトアップされ、素敵な絵になります。夜はぜひ、ホイアンのナイトマーケットに行ってみてください。地元ではCh đêm Nguyn Hoàng (Nguyen Hoang通りナイトマーケット)と呼ばれています。



300メートルほどNguyen Hoang通りに屋台が50軒ぐらい並び、アクセサリーや伝統工芸の木彫り、陶磁器などがそろっています。とってもワクワクです!日本の安部首相が晩餐会をしたレストランも、ここにあります。



グルメ屋台もお見逃しなく!
グルメ屋台には、豚肉や鶏肉の串焼き、チェー、クレープなどがあり、どれもとっても美味しそう!夜の11時まで営業しているので、ゆっくり時間をかけて楽しんでください。

最後に、ホイアン旧市街から4キロほど離れたところにある、美しいビーチBin Ca Điをご紹介します。白砂で有名な高級リゾートです。

ホイアン郊外のビーチリゾート

デッキチェアもあり、友達や家族と一緒に海を見ながら獲れたてのシーフードを食べたら最高だと思います。私は海のきれいさと透明度に驚きました!海は一見深そうに見えましたが、遠浅が続いていて、泳ぎに自信がない方でも大丈夫です。

自転車を借りてビーチに沿いを走り、涼しい風に当たる。想像しただけでワクワクしますね!遠くから地元の人Bài chòiという民謡を歌っている声も聞こえます。


獲れたてのシーフードが味わえます
夜になると出店の光が蛍のようにビーチを明るくし、また別の世界になります。ベトナム風の畳でお好みのつまみを注文して、リラックスできます。

ホイアンは、空港のあるダナンの街から車で約1時間。日帰りだとちょっともったいないですね。ぜひホイアンに宿泊して、街の魅力を存分に楽しんでください!

お問い合わせは:


古代遺跡な旅デスク アンコールワット・ベトナム・ラオス個人旅行特集


2018年10月7日日曜日

ベトナム・ホイアン散策(2)~市場でおいしいもの見っけ!

かわいらしい街並みとランタンの輝く夜景が大人気!最近、注目度急上昇中のホイアンから送るブログの第2弾です。今回は、ホイアンの市場で見つけたおいしいものをご紹介します。

ホイアンの名物料理として代表的なのは、次のようなものです。
Cao Lau カオ・ラウ
Bánh bao bánh vạc ホワイトローズ
Com Ga コムガー

中でも、カオ・ラウを出す店がたくさんあります。一見日本のうどんに似ていますが、麺は米で作られています。特別なスパイスが使われていて、八角の香りもあります。ミントともやしを適当に付けて食べるのが最高です!

バラのようにかわいいホワイトローズ
これがBánh bao bánh vạcこと「ホワイトローズ」。
形がバラのように可愛くて色が白いため、西洋の観光客がホワイトローズと呼ぶようになりました。エビ、もやしなどを米粉で包んで蒸します。お店では、店員さんが手作りしているのを見学できます。フライドオニオンを載せて食べましょう。柔らかいワンタンとエビの甘さがマッチします。

チキンライス、コムガー
コムガーは一種のチキンライス。ベトナムではどこにでもある料理ですが、一度ホイアンのコムガーを食べてみると、止められない美味しさです!ウコンでお米を黄色に染め、鶏のスープ、パイナップルの葉と一緒に炊きます。コムガーを作るために、職人が一生懸命工夫を凝らしています。

今度は、市場を出て旧市街に入ってみましょう。ホイアンならではの美味しいストリートフードが山ほどあります。Banh Yen Toの屋台の前では、観光客がいつも長い列を作っています。

Banh Yen To。お菓子です
職人さんが、麦芽糖みたいのものを少し取って穀物粉に入れ、両手で何回も回すと、30秒ぐらいで細い糸になっています!ワッフルに麦芽糖の糸をはさみ、白い胚乳を加えてでき上がり。Banh Yen Toを食べながらアイスのハス茶を飲むとスッキリします。

ハスのアイスティー

ハスの実のチェー
ホイアンでは絶対、ベトナム風のぜんざい「チェー」を食べるべきです。カオダイ通りには何軒ものチェー屋が並んでいます。豊富な種類の煮た豆を、カラフルなゼリーと混ぜて食べるもので、レストランのスイーツに負けない美味しさです。旧市街の絶品は、ハスの実のぜんざい。お婆さんが優しくて、笑顔で作ってくれました。よく煮たハスの実が柔らかくて、さっぱりしたシロップと黒いゼリーにぴったりです。

それでは次回は、ホイアンのショッピングにご案内します!