2009年12月22日火曜日

★ペトラの入場料が変更になりました

ヨルダンに行ったら必ず押さえておきたい遺跡と言えば、何といっても「ペトラ」ですね。
そのペトラの入場料が、年明け1月1日から、21ヨルダンディナール(約2700円)から33ディナール(4,230円)へと値上げするそうです。ちょっとしたテーマパークなみですね。これはなんとしても1日ゆっくりペトラで過ごして、もとを取るしかありません…!

「前売り制度」というのは存在しないそうで、12月31日までにチケットを買った人も、1月1日になれば追加料金を取られることになります。この年末年始にヨルダンに行く方は、ぜひ12月31日までにペトラを訪問したいところですが、ただし皆同じことを考えるはずで、12月31日まではひどく混むに違いありません…。

なお、2010年11月1日からは50ヨルダンディナール(約6,400円)に値上げする予定もあるそうです。

エジプトのギザのピラミッドもかなりの値段ですが、それでもピラミッドエリア+クフ王入場で160エジプトポンド(約2,610円)なので、ヨルダンのペトラは「世界一入場料が高い遺跡」というありがたくない称号を得てしまうことになりそうですね。うーん、料金を決めているヨルダン政府がなんとか考え直してくれることを願うばかりです。

presented by 古代遺跡な旅

2009年12月12日土曜日

★吉村作治の新発見!エジプト展 池袋オリエント博物館でオープン

東京・池袋の古代オリエント博物館で、今日から「吉村作治の新発見!エジプト展」が始まりました。吉村先生らがダハシュール北の遺跡で発掘したものを展示するのが主な目的ですが、カイロ博物館からの出品で、オシリス神、イシス神、アヌビス神、バステト神像、カノポス、ミイラづくりの道具などがそろい、古代エジプトの世界観の基本がわかるよい展覧会になっていました。

特に説明板の充実ぶりとわかりやすさは画期的でした。エジプトファンらしき小学生の男の子たちも、結構興味をひかれるものがあったようです。

この説明板の10分の1でよいから、本家カイロの博物館にあってくれれば…! と思わざるを得ません。図録もなかなかよい内容です。吉村先生、太陽の船の復原、がんばってほしいですね!


「吉村作治の新発見!エジプト展」
古代オリエント博物館にて2010年2月7日(日)まで
http://www.egypt.co.jp/egypt-ten/

presented by 古代遺跡な旅

2009年12月11日金曜日

★アテネの新アクロポリス博物館入場料変更

今年、アクロポリスのすぐ近くに新しくオープンした「新アクロポリス博物館」。
すでに足を運んだ方も結構いるようですね。
開館からこれまで入場料はたったの1ユーロ(現在130円くらい)だったのですが、これはオープン記念の特別価格だったようで、2010年1月1日(金)からは5ユーロ(650円)になってしまいます。

年末年始にアテネに行く人は、料金が低い12月31日までに見学するのがおトク!…と言いたいところですが、逆に値上げ前はすごく混んでいて、1月1日からのほうが空いているかもしれず、なかなか選択が難しいところですね。

公式サイトはこちら:
http://www.theacropolismuseum.gr/
過去記事はこちら:
http://kodai-iseki.blogspot.com/2009/06/blog-post.html

presented by 古代遺跡な旅

2009年12月5日土曜日

★吉村作治先生トークショー開催!池袋が「エジプト」の街に

今日、東京・池袋にあるサンシャインシティで、吉村作治先生のトークショーが開かれました。
サンシャインは私たちのオフィスがあるビルのすぐ隣、ちょっと出かけてお話をうかがってきました。

会場となったサンシャインシティ地下1階噴水広場は、「アイドルの登竜門」(?!)と呼ばれ、普段、新人・若手のタレントがイベントを行うところなのですが、今日は吉村先生が登場とあって、いつもよりおじさま・おばさま方の姿が多め。先生は古代エジプトがどういうところだったのかということについて、いつもよりジョーク少なめに、熱心に語っていらっしゃいました(いよいよ太陽の船発掘が本格的に始まるとあって、気合いが入っているのでしょうか)



今回のトークショーは、同じサンシャインの中にある「オリエント博物館」で開催される「吉村作治の新発見!エジプト展 ~国立カイロ博物館所蔵品と」を記念したもの。親子・夫婦ミイラの木棺を公開するとあって話題になっているものです。

吉村作治の新発見!エジプト展 ~国立カイロ博物館所蔵品と
12月12日(土)~2010年2月7日(日)
http://www.egypt.co.jp/egypt-ten/

この後、12月12日(土)、20日(日)、23日(水・祝)、1月10日(日)、11日(月・祝)、23日(土)、24(日)と会場およびその近くでトークショーやサイン会が開催されます(吉村先生、すごい力入ってますね…!)
ぜひ展覧会にも足を運んでみましょう!

presented by 古代遺跡な旅

2009年12月1日火曜日

★エジプトやトルコではチップを払わないといけないの?

エジプトやトルコ、シリア・ヨルダンを旅行する方からは、「旅行代金はもう払っているのに、法外なチップを要求された!」というお話を聞くことがあります。

「チップは当然もらえるもの」と思っている人が多いのは確かですが、基本的にはサービスに対するお礼なので、サービスがよければそれなりの額を、よくなかった場合にはまったく渡さなくてよいものです。

ただし、これを当のエジプト人やトルコ人などに尋ねると、「やはりチップはあげるべきでしょう」という答えが返ってきます。
これらの国では日本に比べると貧富の差が大きく、100円、200円というお金を大切に数えて生活している人がたくさんいます。そこへ、日本から何十万円というお金を使って旅行しに来ている人が現れるわけですから、「この人たちは、1000円、2000円というお金を失っても、絶対に生活に困らないはず。それをもし今日ここで使ってくれたら、家族が何日も楽に暮らせるのに」と思ってしまったりするようです。実際、欧米の裕福な旅行者は、そういう考え方に共感することがあり、数千円のチップを気軽に出してしまったりします。

普段から値札の1円の単位まで見て買い物をしている日本人としては、なんとも納得のいかない話かもしれません。
私たちにとって1000円、2000円というお金が気軽に払えるものではないということを示すには、現地の人たちのサービスをしっかり監視して、払うべきところには払い、払わざるべきところには払わない、という態度を貫いていくしかないのかもしれませんね。

presented by 古代遺跡な旅

★トルコ国内のバスの手配について

「トルコ国内のバスの予約をお願いできませんか?」というお問い合わせを、よくいただきます。
飛行機のように、コンピューターで予約して、コンピューターで発券し、メールで控えを送るだけならば、それも可能です。
ところが、トルコのバスの場合、今のところ、予約は電話で可能なのですが、チケットを受け取るには出発地点のバスオフィスまで行くことになり、さらにそのチケットをお客様に届けるという仕事があります。
トルコのバスのチケットは長距離でも数千円という料金ですが、スタッフがバスのオフィスまで行ってチケットを買い、それをお客様へ届け…という手間をかけると、そのコストだけでバス代以上になってしまったりするのです…!

バスのチケットがもう少しコンピューター化されてくれるといいのですが、あいにく今のところ、バスチケットのみのご手配はお受けしないようにしています。トルコ国内の長距離バスのチケットは、5月から夏までのハイシーズン以外は、ほぼ当日その場で手に入ります。ハイシーズンでも、利用日を1~2日ずらせるだけの余裕を持って、前日購入するといった対策を取るといいでしょう。

1日もずらせない、きっちりした旅行をする方は、バス移動と観光を組み合わせてご利用ください。チケット入手にかかるコストは観光手配のコストに含まれるようになるので、自分でバスチケットを買って観光だけ頼む場合と、バスチケットと観光と両方頼む場合では、ほぼ料金が同じなのです。

presented by 古代遺跡な旅

2009年11月27日金曜日

★犠牲祭のお休み中です

11月26日(木)の夕方から、エジプトやトルコ、シリア、ヨルダンなどイスラム圏の国々は、犠牲祭のお休みに入っています。
ラマダンのお休みが1カ月続いた断食明けのお祭りであるのに対し、犠牲祭のお休みは、大巡礼(ハッジ)にの期間となっています。サウジアラビアにある聖地メッカに世界中のイスラム教徒がお参りするのですが、もちろん誰もが気軽に行けるというわけではなく、一生に一度この大巡礼を果たした人は、周囲から大変な尊敬を受けるそうです。

そういうたいそうな予定を持たない多くの人たちは、ラマダンのお休み同様、家族や親せきが集まってのんびりと過ごします。その昔、アブラハムという預言者が息子イサクを神に捧げようとして神にとどめられ、代わりに羊を捧げたという逸話がありますが、犠牲祭はこの逸話にちなんでもうけられたそうで、皆で羊を食べる習慣があるそうです。

お休みは11月29日(日)までで、トルコでは27日(金)の午前中に主な博物館や遺跡がお休み。29日までバザールがお休みです。エジプトやシリア、ヨルダンでは、遺跡や博物館の開場時間は代わりませんが、街中のお店やオフィスが閉まっていたりするかもしれません。

街中でお祝いのディスプレイがあったりすることもあるので、ちょっとお祭りらしさが味わえるといいですね。

presented by 古代遺跡な旅

2009年11月17日火曜日

★セティ1世の墓に秘密の隠し部屋?!ザヒ・ハワス博士が調査

早稲田大学エジプト学会が開く「エジプト・フォーラム」に行ってきました。毎年開かれている発掘報告会ですが、今年はルクソールの調査について発表する「上エジプト編」とカイロ近郊についての「下エジプト編」に分かれていて、昨日開かれたのは「上エジプト編」です。

前々から早稲田大学が調査しているルクソール王家の谷・西の谷のアメンホテプ3世墓は、壁画の修復がほぼ終わりつつあり、現在撮影を行っているのだとか。写真を見る限り、ルクソールの他の王墓と比べてかなり完成度の高い壁画で、公開されたら大変な話題になることは間違いありません。今のところ、2011~2013に公開見込みとのこと。

さらに、エジプト中で精力的に発掘を行っているエジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス博士ですが、何と今は王家の谷で4つのプロジェクトが同時進行中とのこと…! 中でも期待できそうなのは、セティ1世の墓で、玄室の奥に伸びた通路を探るというものです。普通、王墓は玄室が一番奥にあるのですが、その先に通路があるということは、ひょっとして秘密の隠し部屋? ナショナル・ジオグラフィックやディスカバリー・チャンネル、そして世界・ふしぎ発見あたりで特別番組がありそうですね。これは楽しみです!

エジプト・フォーラムの下エジプト編は11月30日(月)開催、申込み締切は11月17日(火)となっていますが、まだ24日(火)まで大丈夫だそうです。詳細は下記にて。
http://www.egypt.co.jp/information/information.html#event

presented by 古代遺跡な旅デスク

2009年11月12日木曜日

★ハワード・カーターの家一般公開へ!

エジプトのルクソールには、ツタンカーメンの墓を発掘した考古学者ハワード・カーターの家があります。カーターが発掘中に実際に滞在していたところで、もう80年以上経つわけですが、特に何もせずに放置されてきました。

前に近くまで行ってみたところ、鍵は閉まっていましたが窓から中をのぞくことができて、いかにも西洋の昔風の部屋…という雰囲気だったのを覚えています。

それが最近修復されて、今度観光客に一般公開するのです…! なんと寝室に宿泊客を入れる予定もあるのだとか。宿泊については大変な競争になってしまいそうですが、いつかルクソールに行ったとき、中に足を踏み入れることができたら楽しいですね!

ハワード・カーターの家の写真はこちらに
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110501000134.html

presented by 古代遺跡な旅

2009年10月27日火曜日

★エジプトのガイドブック新たに発売!

約12年前に、エジプトの王家の谷の街の情報誌「ルクソール・マガジン」としてスタート、その後数々の版を重ねてきた「エジプト遺跡Walkingガイド」が、新装改訂版「エジプト遺跡Walkingガイド Vol.5」として登場しました!

100年以上前から発掘が続けられているエジプトですが、今でも次々と新しい発見があり、遺跡の整備がどんどん進んでいます。また、カイロやルクソールなど、現代エジプトの都市もみるみる変わってきています。そんなエジプトの新しい情報を盛り込んで増ページ&パワーアップ。

今回からの新しいコンテンツとして、アマルナ、アビドス、デンデラなどナイル川中流域の遺跡も紹介しています。特にアビドス、デンデラはルクソールから日帰りで行けてしまう距離。2度目のエジプト訪問を試みる人には、必見の場所です!

新装改訂版発行記念として、下記企画を開催中。ぜひ一度、ご覧になってみてください!

▼「エジプト遺跡WalkingガイドVol.5」発刊記念特集
発刊記念エジプト発掘最新情報2009


▼現地発カイロ・ルクソール・アブ・シンベル最短旅行


エジプト遺跡WalkingガイドVol.5


presented by 古代遺跡な旅

2009年10月17日土曜日

★シリアが全面禁煙に?!

中東の国では、一般に喫煙に寛容なものですが、先日、トルコで公共の場所が禁煙となったのに続き、なんとシリアが禁煙法を出そうどしているそうです。

指定場所以外での喫煙およびタバコの販売も禁じられるそうで、なぜか水タバコも対象に! 施行は6カ月以内をめどとしているそうですが、今度から喫茶店に行って「灰皿ください」と言っても、「うちは禁煙です」なんて言われたりして…?! 

大量にいる(はずの)シリアの喫煙者たちは困ってしまうのではないかと思うのですが、この法律、果たして本当に成立するのかどうか、したとして定着するのかどうか、要注目ですね。

presented by 古代遺跡な旅

★ネフェルティティの胸像ベルリンで公開再開!

かつてドイツ・ベルリンの「エジプト博物館」といえば、ネフェルティティの胸像があることで有名でした。その後、東西ドイツの統合とともに巨大な「新博物館」の構想が持ち上がり、エジプト博物館は吸収合併のため閉鎖されることに。多くのコレクションはいったん倉庫入りを余儀なくされましたが、このネフェルティティの胸像だけは展示をストップするわけにはいかないと、絵画館や旧博物館で臨時の展示を続行。そして昨日、2009年10月16日に、ついに新博物館がオープンし、ネフェルティティの胸像はその目玉として展示されることになったのです。

ネフェルティティの胸像は、エジプトが盛んに返還してもらいたがっていますが、帰る気配はまったくなさそうですね…。

ちなみに、ベルリンの新博物館は第二次世界大戦時に崩壊、今回は「70年ぶりの開館」となるのだとか。ネフェルタリの胸像のほか、かつてのエジプト博物館のコレクションを展示。ヨーロッパの中では見逃せない博物館の一つとなりそうです。

新博物館のホームページはこちらに(ドイツ語)
Berlin Neues Museum
http://www.neues-museum.de/


presented by 古代遺跡な旅

2009年8月25日火曜日

★カッパドキアからステキな写真が届きました!

8月前半にトルコを旅行されたお客様から、カッパドキアの最新の写真が届きました!

「カッパドキア、ウルギュップのAntik Cave Houseは、町中からは離れたこじんまりしたホテルですが、オーナー夫妻がとても感じの良い人たちでした。洞窟ホテルの中は近代的に改装されており、居心地も良く雰囲気も最高でした。屋上からの夕日は最高でした。気球ツアーも忘れられない思い出になりました。」









2009年8月24日月曜日

★ラマダン中のトルコの様子は?

トルコでは、周りの国より1日早い8月21日に、ラマダンが始まりました。
他の国では実際に新月を観測しながらラマダンの開始を決めていますが、トルコやバルカン半島の国々では、新月を計算しながら日程を割り出しているので、近くのアラブ諸国などとと少々ずれることがあるようです。

ラマダン中のトルコの様子について、現地のスタッフがレポートしてくれたので、こちらにお知らせします。

「日本の皆さん、お元気でしょうか。私自身は断食はしないので、イスタンブールでも普段と変わらない生活です。アラブの国と違い、食べ物のお店や観光地は皆オープンしていて、ビールを買うにも困りません(笑)。

ただし、注意してほしいのは、ラマダン中は故郷に帰るトルコ人が多いので、交通機関が混雑すること。特に、ラマダン明けのお祭りに当たる9/20、21、22はトルコでは祝日にあたり、多くのトルコ人が旅行したり、帰省したりします。だから、この期間はホテルや飛行機を予約するのが、とても大変になってくるのです。どうか注意してください!」

9月の20~22日と言えば、ちょうど日本では「シルバーウィーク」というお休みが続いているときですね。まだ計画中の方は、どうかお早めにご準備を…!

presented by 古代遺跡な旅

2009年8月19日水曜日

★エジプトやトルコでもうすぐラマダンです!

今週末からそろそろラマダンが始まります。
月の満ちかけの具合によって時期が決まるので、地域によって開始日が異なるのですが、エジプトやトルコでは8月22日の予定(本当にこの日に始まるかどうかは、月の観測状況によって決まります)。

ご存じのようにラマダン中は日中の飲食が禁じられることになりますが、時間が1時間進んでいるサマータイムだと食べる時間が先へ延びて都合が悪いのか(?)、エジプトでは8月21日(木)でサマータイムが終わることになりました(エジプトでは週の始まりが金曜になるので、このときを境目にすると都合がよいようなのです)。

日中飲食をしないことになっているので、地元の人向けのレストランや、食料品店などは昼間閉まってしまいます。街かどでミネラルウォーターを買いたい、といったときにちょっと不便かもしれませんね。

観光地はほとんど普段と様子が変わりませんが、カイロの考古学博物館はこの時期午後3時で閉まってしまいます。その他、この時期「ラマダンだから」ということでさっさと途中で切り上げてしまうところもあるかもしれないので、要注意です!

一方で、夜になるとたくさんの人が街に繰り出して、にぎやかに騒いでいます。カイロは、街中のランプの飾りが有名。この時期にだけ食べるお菓子を屋台で売っていたりと、ほとんどお祭り気分。ラマダン中の旅行、不便なことがあるかもしれない反面、なんだかおもしろいこともありそうです。

無事8月22日に始まれば終了は9月20日の予定で、その後3日間、ラマダン明けのお休み(お祭り)があります。*遺跡や博物館は閉まりません。

presented by 古代遺跡な旅

2009年8月3日月曜日

★アンカラ・エクスプレスで寝台特急を楽しめるのはいつまで?

トルコでアンカラ・エクスプレスという寝台列車が走っているのをご存じですか?
イスタンブールとアンカラ間を、8~9時間で結んでいます。
(その他、寝台ではなく単なる座席の夜行列車である「アナドル・エクスプレス」、「ファティエ・エクスプレス」なんていうのもあります)

ひょっとしてお忘れの方が多いかもしれませんが、トルコの首都はイスタンブールではなくアンカラです。そこで、事実上トルコ最大の都市であるイスタンブールと行政の中心地であるアンカラを結ぶ交通路は、トルコで最も大事な路線となっています(日本でいえば東京・大阪間でしょうか)。

バスも列車も飛行機もたくさん走っていますが、さらに便利にしようと、2都市をわずか3時間で結ぶ超高速列車、一種の"新幹線"が計画されています…!
一部の区間はすでに運行中で、あとはその線がいつイスタンブールまで延びるか、といったところなのですが、予定がずるずるとずれ込んで、なかなか予定通りに完成していません。
そもそもトルコはバス運送の盛んな国で、列車はあまり得意ではないのですが、やはり先進国の仲間入りをするには鉄道網がないと、と思ったのでしょうか。やがて昔のオリエント急行みたいに、ヨーロッパとの各都市を列車1本でつなぎ、パリやウィーンから人々が続々やってきて…と夢が広がっているのかもしれません。

しかし…!問題は、このトルコ版新幹線が開通してしまうと、日本の寝台列車が衰退してしまっているように、「アンカラ・エクスプレス」も不要になってしまうのでは、ということなのです。おしゃれな豪華列車というわけではなく、ローカルなつつましい雰囲気の列車なのですが、それがまた旅情をそそるんでしょうね。廃止の不安が手伝ってか、最近人気上昇中なのです。

そんなアンカラ・エクスクレスを利用したプログラムを作ってみました。
ご興味のある方はぜひ今のうちにトルコの寝台列車を体験してみてください…!

寝台列車アンカラ・エクスプレスで行く!
イスタンブール・カッパドキア・パムッカレ・エフェス8日間
http://www.kodai-iseki.com/travel/t81ankaraexpress8days.html

2009年7月16日木曜日

★トルコで公共の場所が禁煙になりました!

中近東方面は喫煙率が非常に高く、トルコも例外ではありませんが、なんと、そのトルコで2009年7月19日(日)から「禁煙法が」が始まってしまうそうです…!

禁煙になる場所がどこかというと、
・空港
・駅
・バス・フェリー・列車
・タクシー
・ショッピングモールその他公共の場所
・レストラン
・バー

こうなると、吸えるのは路上と自分の家、それから禁煙にしていないオフィスだけ、ということになるでしょうか。
ホテルはもともと喫煙ルームと禁煙ルームに分かれていることが多く、こうなってくると喫煙ルームが貴重な存在と言えるかもしれません。

レストランやバーでも禁止とは何とも大胆な法律ですが(つまり、「喫煙席」がない!)、カフェで一日中お茶を飲んで世間話に花を咲かせているおじさんたちが、果たして本当にタバコをやめるのかどうかが、一番気になるところです!

presented by 古代遺跡な旅

2009年7月15日水曜日

★カイロのエジプト考古学博物館で早大特別展!

吉村作治先生率いる早稲田の調査隊がエジプト・ダハシュールで発掘した「青いミイラマスク」。昨年まで日本各地を巡回していましたが、今なんと、カイロのエジプト考古学博物館にいます…!
同大のエジプト発掘40年を記念して、なんと特別展が開かれているのです。
まさに里帰りですね。

現地の様子はこちら

今エジプトに行く人は、思いがけず日本人の発掘品をカイロで見られるわけですね。これもなかなか貴重な経験です…!

presented by 古代遺跡な旅

2009年7月11日土曜日

★マチュピチュでペットボトル持ち込み禁止!

ペルーのマチュピチュ遺跡で、ペットボトルの持ち込みを禁止する決まりができました!
8月13日より実施されます。
(前々からダメとは言われていたのですが、今度こそ正式に禁止となるそうです)
きっと、観光客が帰った後に、相当な量のペットボトルが散らばっているんでしょうね…。
遺跡に持ち込んではいけないだけでなく、周辺のお店にも売ることを禁止するという徹底ぶりです。ひょっとしてこれからペルーだけでなく、いろいろなところの観光地で「ペットボトル禁止令」が出たりするかもしれません。

ちなみにマチュピチュは夏(日本の冬の時期ですが)は水分は必携と言えるので、今度から自分で水筒を持っていくしかないかもしれません…!

軽くて大きすぎず小さすぎない水筒というと、例えばこんな感じでしょうか。

ナルゲンレキサンボトル
http://item.rakuten.co.jp/vic2rak/nalgene_0076/


presented by 古代遺跡な旅

2009年6月30日火曜日

★エジプトとトルコ、エジプトとギリシャに同時に行きたい人へ!

エジプトとトルコ、エジプトとギリシャはすごく近い国ですが、2カ国以上同時に行こうとすると、あいにく使える航空券が限られてきてしまいます。それは、エジプトは「中東」、トルコやギリシャは「ヨーロッパ」に分類されていることが多く、2つにまたいで行き来できる航空券が、あまり安くないからなのです。

そんな中、エジプト航空がとってもお得な航空券を出しました、カイロ経由アテネ往復、カイロ経由イスタンブール往復で8万円台・9万円台なのです…!(空港使用料や燃油サーチャージは別途です)

アテネとイスタンブール両方に行くことも可能です。
スケジュールとしては、例えばこんな感じになるでしょうか。

★成田→カイロ
 エジプト観光
★カイロ→アテネ
 ギリシャ観光
 バス/列車/飛行機でイスタンブールへ
★イスタンブール→カイロ
★カイロ→成田

この★の部分を8万、9万で飛べるとは、ほとんど夢のようです。8月中旬や9月中旬などちょっと高い時期もありますが、それも10万9000円まで。

残席少ない状態ではありますが、ぜひこのチャンスを生かしたいですね…!

エジプト&ギリシャ、エジプト&トルコにピッタリ!
アテネ行き・イスタンブール行きキャンペーン実施中!

2009年6月26日金曜日

★海のエジプト展に行ってきました!

いよいよ明日から開催される「海のエジプト展」のオープニングイベントに行ってきました。アレクサンドリアの海底遺跡からの出土品を公開する、大規模な展覧会です。

海底遺跡を長年調査してきた水中考古学者のフランク・ゴディオ氏も来日、記念シンポジウムも行われます。

アレクサンドリアの海底遺跡の調査が始まったのは、もう15年ほど前のこと。アレクサンドリア湾の海底に埋もれているものがある、ということは昔からわかっていたようなのですが、まさか海底の砂を掘り返して発掘しようとは、誰も思わなかったようなのです。水中考古学の発達や科学の進歩やらで、ようやくゴディオさんたちが発掘にかかれたというわけですね(にしても、大変な作業だと思いますが…)。



海底から続々と巨像が発見されるようになると、「クレオパトラの宮殿跡発見!」「ファロスの灯台を復元?!」など、それはもう大変な騒ぎになったものです。

この辺は1998年のルクソール・マガジン「エジプト観光NEWS」でも紹介しています。

当時、アレクサンドリアの図書館が完成したこともあり、にわかにアレクサンドリアに注目が集まりましたね。

その後、いつの間にか皆アレクサンドリアの話をしなくなったと思っておりましたが、実は発掘は着々と進行し、出土品を集めた展覧会が世界を巡回していたんですね。それが、今回、日本でも開かれることになったというわけです。

ゴディオ氏によると、「これまで海底の3つの都市の発掘を行ったが、一帯の発掘を完成させるには、これから何世紀もかかる」とのこと。クレオパトラの遺品とか、まだまだ新しい発見に期待したいものです…!



なお、展覧会の展示品としては、プトレマイオス朝時代のものが中心で、ギリシャ・ローマ風の彫刻が多く見られました。クレオパトラの息子・カエサリオンの頭部なんていうのもありました。映像や模型で紹介される水中考古学のプロセスも、かなり楽しめます。

 ■海のエジプト展
  パシフィコ横浜
 2009/6/27土~9/23水・祝
 http://www.asahi.com/egypt/

presented by 古代遺跡な旅

クレオパトラの都へ!【日本語ガイド付き】カイロ発アレキサンドリア1日観光

2009年6月15日月曜日

★ストーンヘンジで夏至のイベント!

夏至の日に特定の石の方向から朝日が昇る、ストーンヘンジ。
この現象を一目見ようと、毎年この時期には大量の観光客が訪れるのですが、今年は夏至の日である6月21日が何と日曜日!
例年よりもさらに多くの人出がありそうです。

前日の6月20日は入場が15:00までとなりますが、その後も続々と人が集まってくるのですね、きっと。

夏至の日の出を見たいような気はしますが、果たして数万人に上るという人の波にもまるのもどうか…と、ちょっと悩むところです…!

presented by 古代遺跡な旅

2009年6月4日木曜日

★新アクロポリス博物館ついにグランドオープン!

2007年の年末に仮オープンしていたアテネの新アクロポリス博物館ですが、実はその後まだグランドオープンにいたっておらず、6月21日(日)についに公式オープンを迎えるそうです…!

21日、22日、23日に関しては、ホームページ上でEチケットの入場券を販売すると言っています(直接窓口では買えないそうです)。24日から窓口販売開始、料金はなんとたったの1ユーロ(136円くらい)!

月休で火~日は午前8時~午後8時開館、今はhttp://www.newacropolismuseum.gr/に公式サイトがありますが、15日に新サイトhttp://www.theacropolismuseum.gr/がスタート、Eチケットはそこで販売するそうです。

なかなか気をもたせますねー。

presented by 古代遺跡な旅

2009年5月27日水曜日

★トルコ航空の料金が下がりました!

トルコ航空は今年日本就航20周ということで、いろいろなキャンペーンをやっていたのですが、この6月~8月にかけて、驚異のキャンペーン価格が登場しました。イスタンブール往復がなんと7万円なのです(8月は9万円、燃油サーチャージは別です…!)

しかもこの航空券、同一料金でヨーロッパや中東にも行けてしまうのです。つまり、イスタンブール経由でアテネに行っても7万円(または9万円)、カイロやアンマンに行っても7万円(または9万円)。

この手の航空券は通常すぐに予約がいっぱいになってしまうのですが、今はまだ奇跡的に空きがある状況です。

空席状況はこちらで

イスタンブール往復航空券★トルコ航空
http://www.kodai-iseki.com/travel/t014airkeistan.html


トルコへ行きたい人、そしてトルコへ行くついでにギリシャやエジプト、ヨルダンなどへも行ってみたい人は、ぜひチェックしてください…!

2009年5月25日月曜日

★イスタンブールのF1トルコGPまもなく開催!

毎年イスタンブールで開催されるF1トルコGPのレース、今年は次のような日程となっています。

6月5日 金 フリー走行
6月6日 土 予選
6月7日 日 レース

日本人にとってはF1といっても「有名なカーレース?」といった程度のイメージですが、ヨーロッパでは大変な人気、この時期に合わせて多くの観光客がイスタンブールを訪れます。

その結果、ホテルの料金は倍以上に跳ね上がり、観光地はどこへ行っても人であふれ…ということが起こります。ただし、お祭り気分の街の中で、いつもとはまた違った独特の雰囲気が味わえることも確か。この時期にイスタンブールを訪れる方は、料金や混雑具合に気をつけつつ、ヨーロッパの人たちと一緒に、フェスティバル気分を味わってみてはどうでしょう。

presented by 古代遺跡な旅

2009年5月14日木曜日

★ヨルダンの日本語ガイドが増えました!

ペトラ遺跡で知られ、最近人気の高まっているヨルダンですが、実はこれまで日本人観光客はあまり多くなく、「政府公認の日本語ガイドは2人しかない」と言われていました…。

しかし、最近ヨルダン政府観光省に確認したところ、公認日本語ガイドが6人に増えているというのです…!しかも、さらに2人が公認ガイドになるべく研修中!(公認ガイド用の研修ってあるんですね)。

これから個人旅行でヨルダンに行っても、ちゃんと日本語ガイドに案内してもらうことが期待できそうです。あとは彼らの日本語がどれだけ上達しているか、こうご期待ですね…!

presented by 古代遺跡な旅

2009年4月24日金曜日

★エジプトでサマータイムが始まりました!

エジプトは今日からサマータイムに入りました!日本との時差は6時間、今の時間から6引くと、エジプトの時間になります。

ヨーロッパ方面ではここのところ、3月中旬ごろからサマータイムがスタートすることが多いようですが、エジプトは昔から、4月の最終金曜日をサマータイムの初日としています。

そして、本当は9月の最終木曜に終わるはずなのですが、ここのところ夏場にラマダンがあるせいで、昨年は8月末にサマータイムを終わらせるという異例の事態が起こりました。

今年も8月20日(木)に終了する予定、そして8月22日(土)からラマダンが始まります(終了は9月20日(日))。

★古代エジプトから続くお祭り春香祭

ラマダンなどエジプトの祝祭日の多くはイスラムに基づくものですが、なんと古代エジプトから続いているものもあります。
それが、シャンム・エル・ナシーム(春香祭)と呼ばれる春のお祝いです。
コプト教のイースターの後の最初の月曜日にあたり、毎年日本のゴールデンウィークの近く、今年は4月20日でした。

玉ねぎ、塩漬けの魚、卵、レタス、豆を食べるあたり、きっと古代から一緒なのでしょうか。玉ねぎをお祝いに食べるというのはなんと第6王朝(4000年以上前!)から続いているそうで、そのことについて書かれたパピルスも残っているそうです。

その昔、ファラオの一人息子である王子が病に倒れ、「悪霊の仕業」と診断されました。神官たちは春の玉ねぎを王子の頭の下に敷き、さらにスライスしたものを鼻の上に載せたとか。すると、王子は見事に元気を取り戻したのです。

それ以来、魔除けのために春に玉ねぎを食べるのが習慣になり、また家の玄関に玉ねぎを吊るすようになったそうです。

エジプトの玉ねぎとは日本の青ネギのようなもので、例えばこちらに写真があります。
http://foodiefarmgirl.blogspot.com/2008/06/wanted-your-favorite-recipes-ways-to.html

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2009年4月22日水曜日

★クレオパトラの墓、ついに発掘?!

エジプト最高考古庁のザヒ・ハワス博士が前々から調査しているタップ・オシリス・マグナですが、「クレオパトラの墓」があるという話が、ついに現実味を帯びてきているようです。ここは、古代ローマのプルタルコスが、「クレオパトラとアントニウスが埋葬された場所」としているところで、これまでにクレオパトラの胸像やアントニウスのマスクを発見。地下にも部屋があることがわかり、そのうちの一つから、クレオパトラやアントニウスの遺体(ミイラ?)が発見されるのでは、ということです…。

遺体が発見されると、クレオパトラが「世界一の美女」だったかどうか、という議論が再燃することは必至。ぜひそれは聞いてみたいものですね。

ニュースの内容はこちらに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090420-00000805-reu-int

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2009年4月1日水曜日

★イギリスのアシュモレアン博物館閉館中

クレタ島を発掘したアーサー・エヴァンスの発掘品などがある、イギリスのアシュモレアン博物館。以前から大改装を行っていますが、今年11月のグランド・オープニングに向けて、現在閉館しています(ショップだけオープンしているそうです)。

ガイドブック「イギリス博物館Walkingガイド」でも紹介していますが、イギリス最古の博物館とあって、古代エジプトやローマなどの展示品も充実。イギリスでは大英博物館に継いで必見の博物館です…!

このゴールデンウィーク、夏休み期間に閉館しているのは残念ですが、その分再オープンする新しい建物への期待が高まってきますね。どんな展示になるのかは、ぜひアシュモレアン博物館のホームページでチェックしてみましょう!

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2009年3月20日金曜日

★ザヒ博士再び!ツタンカーメン王と3人の母…陰謀渦巻く女たちの壮絶な戦い

日本のテレビでもすっかりおなじみになった、エジプトのザヒ・ハワス博士。
ピラミッドの隠し部屋、クレオパトラの墓など、毎回衝撃的(?)な話題をもたらしてくれますが、今回は「ツタンカーメンの母」がテーマだそうです。

●TV「ツタンカーメン王と3人の母…陰謀渦巻く女たちの壮絶な戦い」
テレビ朝日系3/21(土) 19:00 ~ 21:24

ツタンカーメンはそもそも父親がわからず、系統から行くと前王アクエンアテンかその父アメンホテプ3世と言われていますが、母親となると、余計わからなくなってきます。

アクエンアテンは妻ネフェルティティや娘たちと仲睦まじく生活している様子が壁画に度々書かれているので、王子がいたら当然その中に入っているだろうということで、アクエンアテンとネフェルティティの子どもという説は却下されています。

すると、アクエンアテンの唯一(?)の側室ともされるキヤが母親として有力なのですが、これといった証拠が見つかっていません。あとはちょっと年齢的に苦しいものがありますが、アクエンアテンの両親であるアメンホテプ3世とその妻ティイの間に生まれたという可能性もあります。

ティイは夫アメンホテプ3世より長生きし、息子アクエンアテンがアマルナに遷都したときも一緒についていったようなので、ツタンカーメンの教育には携わっていたのかもしれません。

そんなアマルナの話は、今度のワークショップで行う予定です。どうかお楽しみに…!

●古代遺跡Walking-ウォーキング-研究会
ワークショップ
Vol.2「アクエンアテンとアマルナ遺跡」
2009年3月26日(木)午後7時~9時
http://www.kodai-iseki-walking.com/workshop/

2009年3月14日土曜日

★西アジア発掘調査報告会に行ってきました

古代オリエント博物館で開催されている、「西アジア発掘調査報告会」に行ってきました。
これは、シリア、ヨルダン、エジプトなど主に西アジアの国々で発掘調査を行っている日本の考古学者が、年に一度その成果を発表しあうものです。

西アジア考古学会会員や古代オリエント博物館友の会会員のほか、誰でも自由に参加することができます。

最初に聞きに行ったのは、もう10年以上前にことのでしょうか。そのころは発表数もごく限られていて、「日本人が中東で発掘しているなんてすごいなー」というくらいの印象だったのですが、今や調査地は数えきれないほどになり、大学の先生も学生も次々と発掘に飛び……という、すごく賑やかな世界になってきました。

海外で活躍する考古学者を目指すのって、今の学生さんたちにとっては、きっとすごくリアルな選択肢なのでしょうね。

明日も古代オリエント博物館にて開催しています…!(ちなみに当社はオリエント博のあるサンシャインシティのすぐ隣にあります…)

西アジア発掘調査報告会の詳細はこちら
http://www.hum.u-tokai.ac.jp/%7Ejswaa/conference.html

昔の発掘報告会の内容はこちら
http://www.st.rim.or.jp/~cycle/KOUKO.HTML

2009年3月2日月曜日

★旅行と英語、歴史や世界遺産に強いスタッフを募集!

エジプトやトルコ、シリア、ヨルダン、ペルー、メキシコなどの旅行を扱う「古代遺跡な旅デスク」では、ただいまスタッフを募集中!
契約社員またはアルバイト(パート)の募集となっています。

エジプトやトルコへ旅行されたことのある方は、現地で得た知識を生かす、またとない機会です。また、ウェブサイトに載せるプログラムの内容を執筆したり、ブログを書いたりすることが多いので、パソコンやインターネットに興味のある人、文章を書くのが好きな人にもオススメ。お客様とのやりとりも、ほとんどがメールとなります。

興味のある方は、どうかこちらへ!

古代遺跡な旅 アルバイト・契約社員求人
https://server39.instantssl.co.jp/~ko19589/kyujin.html

2009年2月24日火曜日

★研究会案内 エジプト「新王国時代」の遺跡を訪ねて

古代遺跡に関心がある方々のために、遺跡の勉強会を開きます!
第1回のテーマは、エジプト新王国時代。ツタンカーメン、ラムセス2世、ハトシェプスト女王など、エジプト史の"スター"たちが活躍した時代です。

「古代エジプト」と一口に言っても、実に3000年の歴史があるわけですから、エジプトに行って、1週間くらいで5つか6つの遺跡や博物館を訪ねても、「これはいったい何なんだろう?!」と思っているうちに終わってしまう、ということもしばしばです。

できれば行く前に、そして帰ってからも、エジプトの歴史やそれぞれの遺跡の意味を確認してみると、自分がどれだけすごい歴史の一部に立ち会うことができたのかわかる、というわけです。

現在、下記のように開催していますので、ご興味のある方は、どうかお問い合わせください…!

▼古代遺跡ウォーキング-Walking-研究会
ワークショップ
「エジプト「新王国時代」の遺跡を訪ねて」

Vol.1「ルクソール西岸王家の谷と貴族の墓」
A 3月12日(木)午後7時~9時
B 3月21日(土)午後2時~4時

Vol.2「アクエンアテンとアマルナ遺跡」
A 3月26日(木)午後7時~9時
B 4月4日(土)午後2時~4時

Vol.3「ルクソールとアビドスに見るセティ1世・ラムセス2世の神殿」
A 4月9日(木)午後7時~9時
B 4月18日(土)午後2時~4時

Vol.4「カルナック神殿とルクソール神殿」
A 4月23日(木)午後7時~9時
B 5月9日(土)午後2時~4時

*AまたはBどちらかにご参加ください。内容は同一です。
*1回からご参加可能です(4回すべてに参加していただかなくてもかまいません)

お申込みは
http://kodai-iseki-walking.com/workshop/より

2009年2月20日金曜日

★エジプトの寝台列車の料金が変わりました

カイロとルクソール、アスワンを結ぶエジプトの夜行寝台列車ですが、これまで個室につき片道80USドルだったのが、最近120USドルに値上げしました。これまでもよく「飛行機とあまり値段が変わらないのでは」と言われてきましたが、これで本当に、1泊分ホテル代が浮く以外は、特に得なことはなくなってしまいました。

ちなみにこの寝台列車、昔Wagon Lit(ワゴン・リー)という会社が運営していたので、今でもワゴン・リーと呼ぶ人がいますが、現在はAbela(アベラ)という会社の経営になっていて、一般にはsleeping train といったほうが、よく通じるようです。

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2009年2月11日水曜日

★トルコの国内線航空券の賢い買い方

日本発イスタンブール行きのトルコ航空航空券、以前はだいぶ込んでいて値段も高かったのですが、最近だいぶ料金が下がってきて、比較的取りやすくなってきました。

そこでおススメしたいのが、国際線でトルコ航空を利用する人は、国内線も同時に購入するということ。そうすると、国内線が安く取れるのです…! 特にカッパドキアには飛行機で行く人が多いかと思うので、結構お得なはず。

トルコ発着の国際線はすべてイスタンブールを起点とするので、例えばこんな買い方になります。

日本→イスタンブール→カッパドキア(カイセリ)
……(バスでパムッカレへ)……
エフェス(イズミール)→イスタンブール→日本

カッパドキアやエフェスはイスタンブールからバスだと夜行で一晩かかりますが、飛行機を使えば片道1~2時間。国際線にトルコ航空を予定している人は、ぜひ国内線のこともお忘れなく!

トルコ航空国際線チケットはこちらに!

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2009年1月22日木曜日

★マチュピチュの列車の発着駅が変更になります

ペルーのクスコからマチュピチュに行くには、「ヴィスタドーム」と呼ばれる列車に乗っていきますが、2月2日(月)から、これがクスコから15キロ離れたポロイ発に変更になるそうです(高級列車のハイラム・ビンガムは、すでにポロイ駅を利用しています)。

ということは、急な斜面を登り降りするあの有名なスイッチバック(切り返し)が見られなくなるのでしょうか。クスコ駅まで列車で斜面をえっちら登っていくより、ポロイ駅から車で行ったほうが時間的には早いそうですが、ちょっと寂しい感じですね。

ツアーでは車で駅まで送りますが、個人でチケットを取った方は気をつけてください!

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2009年1月18日日曜日

★トルコの通貨が新しくなりました!

トルコの通貨がまた新しくなりました!2005年からYTL(新トルコリラ)を使っていたのですが、このY(新)が取れて、普通のTL(トルコリラ)になるそうです。
つまり、2005年より前と同じになるわけなのですが、貨幣価値はだいぶ異なるので、2005年以前のガイドブックを見るときは、要注意です。

YTLの紙幣および硬貨(クルシュと言います。100クルシュが1トルコリラ)は、2009年12月31日までしか使えないので、トルコから紙幣を持ち返ってきている人は、今年中にもう一度行くしかない?!

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2009年1月17日土曜日

★エジプトの遺跡や博物館の最新情報をお知らせ!

このところのエジプトは、行くたびに何か新しいものができていることに感心させられます。
きれいに修復が進んで、まるで別人(?!)のように見える遺跡すらあります。

サッカラのイムホテプ博物館は、設備の面ではカイロのエジプト考古学博物館をはるかに上回っています。もう何もかも出尽くしたかのようなルクソールの王家の谷ですら次々と新しい発見がありますし、その一方で地味めの遺跡が整備されて何気なくきれいになっていたりします。

そんなエジプトの遺跡の最近の話題を集めました。今度旅行する時の参考にしてください!
エジプト遺跡最新情報2009http://www.cyclejp.com/luxor/whatsnew/index_2.html

ちなみに、カイロ空港ではターミナル3の建設がほぼ完成、あとはオープンを待つばかりのようです!

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2009年1月16日金曜日

★聖カテリーナ修道院2009年のお休み予定

エジプト・シナイ半島のシナイ山の麓に建っている聖カテリーナ修道院。
預言者モーセが神から十戒を授かったとされている場所です。また、世界最古のキリスト教修道院のひとつとして、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
この修道院には「燃える柴礼拝堂」という、神がモーセの前に現れたとされる場所や、バチカンに次いでたくさんの古書が保管されています。
今でも、たくさんの修道士が生活をしているそうです。

観光客も中に入ることができるのですが、修道院の行事などに合わせ、不規則に閉まります。とりあえずこちらに、今年のお休みの予定を記しておきます。シナイ山に旅行される方は、ぜひ参考にしてください…!

毎週日曜日プラス以下の日となります。

1月19日(月)
3月2日(月)、3日(火)、4日(水)
4月7日(火)、11日(土)、16日(木)、17日(金)、18日(土)、20日(月)、22日(水)
5月28日(木)
6月8日(月)
8月19日(水)、28日(金)
11月14日(土)
12月4日(金)、7日(月)、8日(火)

*予定は変更になることがありますので、どうかご注意ください。

2009年1月11日日曜日

カタール航空ではトランジットのミールクーポンがあります!

カタール航空を利用してドーハでの乗継時間が5時間以上ある場合、空港でミールクーポンがもらえます。つまり、ランチやディナーを無料で食べることができるのです。

2階奥のフードコーナーに、搭乗券を見せるとミールクーポンを発券してくれるカウンターがあります。私が食べたのはディナーで、カレーを数種類の中から選べて(さすがインド人の多い国カタール、本格的なカレーです)、あとパンとライス、フルーツと飲み物付きでした。

カタール航空ではどうしてもトランジットの待ち時間が長くなりがちなので、ぜひ利用してみてください!

カタール航空の乗り継ぎに
ドーハ半日市内観光

2009年1月10日土曜日

★エジプトからコンボイがなくなりつつあります

新年は、ドーハを経てエジプトに来ています。
エジプトの南部では長い間「コンボイ」といって、観光客は個人もグループも護衛の車と一緒になって移動することが義務付けられてきましたが、ここに来て急に、コンボイがなくなりつつあります。
ルクソール・アスワン間は、早朝・夜以外は、自由に移動できます。
ルクソールからデンデラ、アビドスに行くツアーも、コンボイで行かなくても済むようになりました。
これで今のところ、コンボイが義務付けられているのはアスワン・アブシンベル間の車移動だけです。
「護衛付き」といっても、元々形式的な意味合いが強かったので、自由に移動できるようになったのはありがたいですね。
特に、コンボイではヨーロッパのグループツアーのお客さんが多かったので、あの大型バスと人の波に巻き込まれずに済むのは、個人旅行の人にとっては朗報です!

▼デンデラ・アビドス1日観光
http://www.kodai-iseki.com/travel/e076dendera_abidos_half.html

*コンボイなしです…!

2009年1月6日火曜日

★お正月のドーハで市内観光してきました

新年明けましておめでとうございます。
今年もどうかよろしくお願いいたします。

お正月はまず、ドーハの旅から始まりました。カタール航空でエジプトやトルコに行くとき、トランジットで寄るところですね。乗り継ぎ時間が7時間、8時間とあるので、ぜひ街に出て市内観光をしたいところです…!

ガイドをしてくれたラージ君によると、カタールは日本の秋田県くらいの大きさしかないとのこと。でも、今ものすごい速さで開発が進んでいて、中心のオフィス街は、作りかけのマンハッタンのようになっていました。空港も新しいものを建設中だそうです。

でも、湾岸のアラブの国らしいローカルな場所が残っているのもまた魅力で、今回はキャメル・マーケット(ラクダ市場)、フルーツ&ベジタブル・マーケット、ファルコン・マーケット(鷹を売るところ)などを訪れました。

ラクダは食肉用(!)とミルク用だそうで、食肉用は1頭5~6万円程度から買えるそうです。ミルク用になると何十万円もしたりするそうですが。



砂漠の国、カタールには農業らしいものがほとんどなく、フルーツ&ベジタブル・マーケットは世界中のあらゆる季節のものが一同に介していて、ちょっと不思議な感じでした。日本のオクラや赤シソなんていうのものあったんです。

そして、ファルコン・マーケットでは日本の鷹匠に当たる人が鷹を育て、訓練して売っています。その昔は実際に鷹で生活のための狩をしていたそうですが、今はお金持ちがレジャーとして楽しむのだとか。1羽数十万円から、高いものになると100万円近くと、日本のペット事情とあまり変わらない感じです。

時間にすると約3~4時間ですが、短時間でいろいろなものが楽しめます。ドバイに次ぐ湾岸第二の都市として、要チェックです!

▼古代遺跡な旅デスクによるドーハ市内観光

▼こちらに旅行記をアップしています!
ドーハ市内観光はラクダと高層ビルが見どころ!