かつてドイツ・ベルリンの「エジプト博物館」といえば、ネフェルティティの胸像があることで有名でした。その後、東西ドイツの統合とともに巨大な「新博物館」の構想が持ち上がり、エジプト博物館は吸収合併のため閉鎖されることに。多くのコレクションはいったん倉庫入りを余儀なくされましたが、このネフェルティティの胸像だけは展示をストップするわけにはいかないと、絵画館や旧博物館で臨時の展示を続行。そして昨日、2009年10月16日に、ついに新博物館がオープンし、ネフェルティティの胸像はその目玉として展示されることになったのです。
ネフェルティティの胸像は、エジプトが盛んに返還してもらいたがっていますが、帰る気配はまったくなさそうですね…。
ちなみに、ベルリンの新博物館は第二次世界大戦時に崩壊、今回は「70年ぶりの開館」となるのだとか。ネフェルタリの胸像のほか、かつてのエジプト博物館のコレクションを展示。ヨーロッパの中では見逃せない博物館の一つとなりそうです。
新博物館のホームページはこちらに(ドイツ語)
Berlin Neues Museum
http://www.neues-museum.de/
presented by 古代遺跡な旅
0 件のコメント:
コメントを投稿