早稲田大学エジプト学会が開く「エジプト・フォーラム」に行ってきました。毎年開かれている発掘報告会ですが、今年はルクソールの調査について発表する「上エジプト編」とカイロ近郊についての「下エジプト編」に分かれていて、昨日開かれたのは「上エジプト編」です。
前々から早稲田大学が調査しているルクソール王家の谷・西の谷のアメンホテプ3世墓は、壁画の修復がほぼ終わりつつあり、現在撮影を行っているのだとか。写真を見る限り、ルクソールの他の王墓と比べてかなり完成度の高い壁画で、公開されたら大変な話題になることは間違いありません。今のところ、2011~2013に公開見込みとのこと。
さらに、エジプト中で精力的に発掘を行っているエジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス博士ですが、何と今は王家の谷で4つのプロジェクトが同時進行中とのこと…! 中でも期待できそうなのは、セティ1世の墓で、玄室の奥に伸びた通路を探るというものです。普通、王墓は玄室が一番奥にあるのですが、その先に通路があるということは、ひょっとして秘密の隠し部屋? ナショナル・ジオグラフィックやディスカバリー・チャンネル、そして世界・ふしぎ発見あたりで特別番組がありそうですね。これは楽しみです!
エジプト・フォーラムの下エジプト編は11月30日(月)開催、申込み締切は11月17日(火)となっていますが、まだ24日(火)まで大丈夫だそうです。詳細は下記にて。
http://www.egypt.co.jp/information/information.html#event
presented by 古代遺跡な旅デスク
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