アレキサンドリアの海底遺跡が話題になってから、もう10年以上になるんですね。
クレオパトラが歩いた宮殿が、アレキサンドリアの港の底に眠っているということは、前々から何となく知られていたのですが、1990年代の初めにフランスの水中考古学者がようやく調査したところ、案の定、彫像や建造物の跡など、海底からいろいろなものが見つかったのです。
一時は「海の底を歩く水中博物館を作る」とか、大変な盛り上がりを見せていて(その頃ウェブサイトでニュースにしておりました)
http://www.cyclejp.com/luxor/MNEWS5.HTML
その後大図書館ができたり国立博物館ができたりと、2000年頃にはアレキサンドリア一気に盛り上がる…!という雰囲気だったのですが、7年経った今、前と何も変わってないような気が…。
海底から引き上げられた出土品は、一部ローマ劇場のあたりに飾ってあるそうですが、どうも引き上げるのも水中博物館を作るのも、大変すぎるみたいなんです。なので、今でもアレキサンドリアの見どころといえば、「ポンペイの柱」とか「カタコンベ」とか、10年以上前のまま。(海底遺跡はダイビングすれば見れるそうですが、わざわざそのためにダイビングする人も、あまりいないらしく…)
今は国家的一大プロジェクト、グランドミュージアム(GEM)の建設もあるし、アレキサンドリアのほうは、しばらくお預けになってしまいそうですね
presented by 古代遺跡な旅
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