2007年9月17日月曜日

★10月中旬までラマダンです!

今年もラマダン(断食月)の季節になりました!
エジプト、トルコ、シリア、ヨルダン、チュニジア、リビア、モロッコなど、地中海方面のイスラム国では、9月13日(木)からラマダンに入っています。10月13日(金)が最終日で、この日から3日間は休日になります(といっても、遺跡や博物館は開いていますが)。

「断食だから何も食べない…?」とよく誤解されますが、食べたり飲んだりしないのは日中だけで、夜は家族や親戚が集まってごちそうを食べることになります。

イスラム国では、ラマダンは西洋のクリスマス、日本の正月みたいなもので、なんだか家族で過ごしたい気分になるんですね。そこで、この時期だけ飛行機など遠距離交通手段がとても混雑します…!

エジプトでは普段、9月末から冬時間に入る(1時間繰り上がる)んですが、今年はラマダンがあるということで、もうすでに冬時間に入ってしまいました。1日の最初の食事は6時過ぎとのこと(夏時間だと5時過ぎなわけで、ちょっと早い?)

みんな早く家に帰ってご飯を食べたいわけで、6時過ぎまでには家に着くよう、さっさと仕事を切り上げます。この辺も、ラマダン中が普段と違うところかも。

ちなみにラマダンは太陰暦であるイスラムの暦にしたがって決まるので、私たちが使っている太陽暦から考えると、どんどん時期がずれていきます。これまでは比較的寒い時期だったのですが、どんどん夏に向かってきましたね。この時期、昼間水も飲めないというのは、結構大変なのでは…。

というわけで、飛行機は込んでるし、働いている人はさっさと切り上げるし、その割りに昼間もあまり働いてないし…と、観光客にはいいところなしのように思えるラマダンですが、夜になるとうってかわってにぎやかなお祭り気分になるのは、この時期ならでは。

カイロに滞在する予定のある人は、ぜひハーン・ハリーリあたりに行ってみてくださいね…!

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