旧約聖書に出てくるノアの箱舟の話は有名ですが、この船が実存したかもしれないと言われているのは知っていますか?
旧約聖書の中のエピソードについて、さまざまな歴史的発見がなされているのは事実ですが、この話を聞いたときは本当に驚きました!
ノアの箱舟と思われるものが発見されたのは、トルコの東部にあるアラトト山。旧約聖書の中で、ノアの箱舟が漂着したとされる山です。
アラトト山は、標高5000メートルを越し、上部の3分の1は常に雪に覆われて過酷な自然環境にあります。山頂部は、氷河に閉ざされた氷だけの世界なのだそうです。
その厳しい環境と、この山を神聖な場所とすることから長く人々は足を踏み入れなかったのですが、1956年フランスの探検隊が、氷河と氷湖の間で、巨大なL字型の船を発掘しました。その一部を持ち帰り、調査したところなんと、船に使われていた木は紀元前3000年前のものと判明したそうです。
しかも、旧約聖書に記されている、船の大きさと同じくらいなのだとか…。
ノアの箱舟伝説の中では、生き残ったのはノアと動物だけとされていますが、私たち人間の祖先をずっとたどっていくと、ノアの時代に生きた女性にたどりつくとか…。
船の調査が進展するのを待つばかりです。(MI)
Presented by 古代遺跡な旅
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