モロッコ南部でワルザザート~トドラ渓谷間のカスバ街道を走ると、必ずと言っていいほど「バラの谷」ケラアト・ムグナKelaat M'Gounaに立ち寄ります。
「バラの谷」という呼び名からすごく期待させてしまいがちなのですが、実際のツアーでは、ローズウォーターなどが売っているお店にちょっと寄るだけ。「いったいケラアト・ムグナって何?!」と思っている人も多いかと思うので、その見どころをちょっとご紹介します。
ツアーで寄るのはこんな感じのローズウォーター直売所。精製する過程を見せてくれたりして、それなりに寄る価値はあります。
ケラアト・ムグナは、実際には結構ちゃんとした街です。銀行だの商店街だのがあります。
こんなふうに市場が開かれていることも。日用品やナツメヤシなどが売っていたりします。
ケラアト・ムグナの真髄を知るには、実はカスバ街道を外れて脇道に入っていく必要があります。すると…おお、渓谷沿いにカスバ! これぞ南部モロッコ!
この渓谷のあたりはヨーロッパの人々に人気のトレッキングコースとなっていて、こんな立派なカスバ風宿がいくつもあります。
お約束のクスクスランチ。
こちらはカスバ・イトランKasbah Itranという、断崖絶壁上にある宿。テラスからこんな広大な景色が広がっています。
ちなみに季節にもよりますが、バラが一面に咲いている様子が見られるというわけではありません。ヨーロッパの人たちはケラアト・ムグナだけで3日も4日も滞在し、のんびりとトレッキングを楽しみます(何しろモロッコまで飛行機で3時間ですし…)。
1週間程度でモロッコをぐるりとまわる日本人としては、こういうところでのんびりするのはなかなか難しいかもしれませんが、ぜひ2度目、3度目のモロッコでチャレンジしてみていただければと思います!
presented by 古代遺跡な旅
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