アンデス文明研究会の特別講座として行われた、「アンデスの黄金―クントゥル・ワシの神殿発掘記」の大貫良夫先生の講演会に行ってきました。ペルーのクントゥル・ワシという遺跡を発掘して黄金製品を発見、遺跡のある村に博物館まで建ててしまった、とっても有名な先生です。
先生のこれまでの発掘歴を振り返りながら、初期のアンデス文明の歴史を見ていったのですが、そこでふと思ったのは、アンデスには紀元前3000年ごろからピラミッドがあって(エジプトより古い!)、アンデスの最後の大帝国インカ帝国が滅びたのが16世紀ですから、ざっと計算しても、アンデス文明って4500年もの歴史がある?!(紀元前に滅びてしまったエジプトはもちろん、中国の幻の初代王朝「夏」が紀元前2000年ごろのものだとすると、現在まで続く「中国文明」より古い?!)
地域ごと、時代ごとにいろいろな国があったようですが、ジャガーや蛇を神聖視したり、トウモロコシで神酒をつくったり儀式にコカを使ったりといったところは共通していたみたいです。
「マチュピチュ」とか「ナスカの地上絵」くらいしか知られてないアンデス文明ですが、実は人類の重大な歴史の一部だったんですねえ…。
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